昨日は、上野の国立博物館に「100年前の中国と日本・孫文と梅屋庄吉」展を観に行ってきました。
本邦初公開の写真満載の展覧会でした。
中国が新しい国家に生まれ変わろうとする19世紀の終わりから20世紀前半にかけて、中国と日本でお互いに、親密な関わりを持ちながら活躍した2人。
それが中国の革命運動に生涯をささげた孫文と、日本映画界の地盤を築きつつ孫文を物心両面にわたって支援した梅屋庄吉です。
そのふたりの未公開の写真が満載されている展覧会でした。
はじめて知ったのは、孫文夫人の宋慶齢と、蒋介石夫人の宋美齢が宋家の三姉妹であったこと。
いずれもアメリカの大学を出た才女で、姉の宋慶齢は中華人美共和国副主席で、中国共産党員として生涯を閉じ、妹の宋美齢は蒋介石死後、アメリカにわたりNYのマンハッタンで106歳で死去した・・・。
と、実にドラマティックな人生を歩いていることです。
人生とは不思議な巡り合わせであると、このふたりの姉妹の人生を見ているとそう思います。