20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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「空海 至宝と人生」

2011年08月09日 | Weblog
            

 現在、国立博物館では「空海 密教美術展」が開催されています。
 先日、国立博物館に行った目的は、それを見るためでした。
 しかしあまりの人の多さに、「孫文・・・」を見て帰ってきてしまいました。

 その後悔の思いが、BSプレミアムで放送された「空海 至宝と人生」を見るきっかけになりました。
 弘法大師こと、空海がなぜ唐に渡り、仏教から密教へ移っていったのか。
 番組では、かつての中国「長安」(現在の西安)にいき、現地でその長安の街から出発し、考えていきます。
 仏教では煩悩は悪しきものと、されていますが、密教の「理趣経」と言われる思想、(万物は、欲望も怒りも、嫉妬も、やさしさもすべてを持ち合わせている)に影響され、空海はその原点から仏像を作り出していきます。
 それが空海の作った「怒りの仏像」なのだそうです。
 三回にわたって放送される「空海」論は、とてもおもしろそうです。

 その番組を見ていたら、空海が作り上げた、京都「東寺」の立体曼荼羅を見てみたくなりました。

(写真は、NHkのサイトからお借りしました)
コメント (2)
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