先日、ある賞の選考会で、数十年ぶりに作家のKさんにお目にかかりました。
Kさんとは彼女が作家デビューなさった20代から30代にかけては、出版社の暮れのパーティでよくお目にかかりました。彼女のその華やかなうつくしさは、お若いころから業界で抜きん出ていました。
しかしその後、彼女がパーティにいらっしゃらなくなり、その日は数十年ぶりの再開でした。
ところが、久しぶりにお目にかかった彼女は、20代のあのころのうつくしさを残していらして、まったくお変わりありませんでした。
ご子息がもう大学3年生で、彼女もすでに50数歳とか。
けれど、どう見ても40代はじめくらいにしか見えません。
「どうして、そんなお若いの?」
私の質問に、「顔面ヨガのおかげかも知れませんね」と彼女。
皺ひとつないお顔に、ひきしまったお肌。
「お教室にもときどき、いきますが、本も出ていますよ。DVDもついているので、それをみながら出来ますよ」
さっそくアマゾンで検索してみました。
ありました、ありました。
すぐに注文を入れました。
けれどどこからか「いくらやっても、だめだめ。これって、もともとの素材が違うんだから」という意地悪なささやきが聞こえてくるようです。
でもとりあえず、日々を元気に生きていくために、この顔面ヨガ。本やDVDをみながらちょっとだけチャレンジしてみようかしらと、悪あがきをしている今日この頃です。