お買い物で公園を歩いていたら、いました、いました。
カワセミです。
カワセミがいるときは、なぜか、カメラを抱えたギャラリーが15~6人います。
ですから遠くから「あ、いるな」と。
それにしても、ギャラリーのカメラマンたちには、連絡網でもあるのでしょうか?
お買い物に歩いていても、いつもいるわけではなく、いない日の方が多く、そうした日には、ギャラリーはほとんどいません。
それなのに、カワセミがいる日は必ず、ギャラリーがいっぱい集まっています。
そのカワセミはと言えば、衆人のまなざしを一身に受け、へっちゃらな顔であたりをきょろきょろ。
カメラマンたちは、水辺に飛び込む瞬間を狙ってカメラを構えているのに、いっこうに動く気配がありません。
ただ、のんびりくつろいだ顔で、おだやか日のひかりを浴びています。
公園には人間が近づきそうになっただけで、すぐに逃げてしまう、神経質な鳥たちもいます。
でもこれだけのスターになると、度胸も据わるようで、どれほどの人がいようと、我れ関せず。
いえいえ、むしろ見られていることに、喜びすら感じているようです。
たいしたものです。