20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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翡翠(カワセミ)

2015年02月10日 | Weblog

           

 お買い物で公園を歩いていたら、いました、いました。

 カワセミです。

 カワセミがいるときは、なぜか、カメラを抱えたギャラリーが15~6人います。

 ですから遠くから「あ、いるな」と。

 

 それにしても、ギャラリーのカメラマンたちには、連絡網でもあるのでしょうか?

 お買い物に歩いていても、いつもいるわけではなく、いない日の方が多く、そうした日には、ギャラリーはほとんどいません。

 それなのに、カワセミがいる日は必ず、ギャラリーがいっぱい集まっています。

 

 そのカワセミはと言えば、衆人のまなざしを一身に受け、へっちゃらな顔であたりをきょろきょろ。

 カメラマンたちは、水辺に飛び込む瞬間を狙ってカメラを構えているのに、いっこうに動く気配がありません。

 ただ、のんびりくつろいだ顔で、おだやか日のひかりを浴びています。

 

 公園には人間が近づきそうになっただけで、すぐに逃げてしまう、神経質な鳥たちもいます。

 でもこれだけのスターになると、度胸も据わるようで、どれほどの人がいようと、我れ関せず。

 いえいえ、むしろ見られていることに、喜びすら感じているようです。

 たいしたものです。

コメント (2)
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