夫のおふくろの味は、どうやら「オムライス」みたいです。
先日も三越本店の洋食屋さん「たいめいけん」で、夫が「オムライスでも食べるか」と。
オムライスって気分じゃなかったので、
「あんまり食べたくない」と、私。
結局、「広味坊」のパクチーのたっぷり入った四川麻婆麺と、私は野菜たっぷりのあんかけ焼きそばを。
そして昨日の祭日には、カルディでお買い物があったので、近所のショッピングセンターに行きました。
食べ物の恨みは恐ろしいと言いますので、その日は私の方から、浅草の洋食屋さん「ヨシカミ」で、「今日はオムライスでもいいわよ」と。
とたんに、夫の嬉しそうな顔。
どうやら夫にとっての「おふくろの味」はオムライスみたいです。
「オムライスは、あなたの、母の味?」
オムライスをスプーンですくいながら、そう尋ねたら、
「オムライスとハンバーグかな」と。
若かりし頃の、牛込の母の顔が浮かびました。
先日、私の弟が来ましたが、彼のおふくろの味は、母が作った田舎料理。
私にとっての母の味も、母がとったお出汁の味。
ここが、東京生まれと、秩父生まれの違うところなのかもしれません。
我が家の息子や娘にとっての母の味はなんでしょう?
一度もそんな話をしたことはありませんが、ビーフストロガノフ? 骨つきチキンカレー?
はて、なんでしょう。
今度聞いてみたいような気がします。