鏡開きもすむと、(とはいえ、我が家は鏡餅の大きいのを飾らないので、実際には鏡開きはしません)お正月気分も抜け、ピリッとした日常が戻ってきています。
でも、この鏡開きと言う言葉、なんとなく好きです。
実際には、すっかりカチンコチンになってしまった丸餅を、金槌で叩いて割って、砕いて、かき餅などにして食べるわけですが・・・。
子どもの頃には、鏡餅を砕いて、油で揚げて、お塩を少々振った、かき餅が大好きでした。
硬くて、口の中を怪我しそうになるところもありましたが。
その打ちくだく鏡餅のことを、鏡割りではなく、鏡開きという言葉に言い換えた先人たちの、言葉への繊細さはお見事です。
割るのではなく、開く。その美意識の中には、祈りすら感じます。
日本橋高島屋には、ダンボールで作られた、オブジェが飾ってあります。七福神めぐりだそうです。
日比野克彦の作品のような、ダイナミックさのあるオブジェです。
一方、三越本店は、朱の淡路結び。
それぞれ、新春を言祝ぐ気持ちが伝わってきます。
24日は大寒。
寒さも、いよいよ佳境です。