思わず、見惚れていました。
お茶道具の、棗です。
私は、その昔、少しだけ、裏千家でお茶を習ったことがあります。
お花も、草月をかじりましたが、なんでも、雰囲気だけ掴むと、その専門家になるわけではないのだからと、やめてしまいます。
あとは、我流で、お茶も、お花も楽しみます。
その頃習っていた、裏千家のお茶の先生が、某大手企業の元会長夫人で、すでにおばあさまの域に入っていらっしゃる方でした。
その方が、すごいお道具や、掛け軸などを持っていらして・・・。
毎回、目の保養ができました。
コネで、入れていただいたのです。
ほんの、1〜2年しか行っておりませんが、毎回、登場する、抹茶茶わんや、お道具など、お年を召した先生の説明を聞くだけで、びっくりするものばかりでした。
美術館ではなく、目の前で、そうした本物に、出会えた、わずか1〜2年でしたが、いい経験になりました。
その後、美術品を見る目が変わったような気がします。