昨日は、歯医者さんの内覧会の帰りに、初めて「蔵前」に立ち寄ってきました。
「蔵前」「両国」というと、お相撲さんの土地というイメージがありましたが、外人が多いのにびっくり。
中国人、韓国人、欧米人。
そしてリノベーションされた、簡易なホテル。
蔵前は「東京のNY.ブルックリン」と呼ばれているそうです。
もともとは、ものつくり職人の町だったそうです。
一番下の、古いレジスターなどからも想像できます。
そばには隅田川が流れ、スカイツリーも見えます。
でもどこのお店も大行列。
11時半に開店したばかりで、すでにあれほどの行列。
それを並ぶ、価値が果たしてあるのか・・・。
夫とブツブツ言いながら、「結わえる」本店で、玄米ご飯を食べようと思っていたのですが、行列の長さにおののき、別のお店に行きました。
写真、2枚目の、隅田川を見ながら、お野菜などがたくさん食べられるお店です。
ここでも、だいぶ行列を並びましたが・・・。
「どうして、蔵前って、こんなに人気になったの?」
思わずウエートレスの人に聞いてみました。
「隅田川が近かったり、おしゃれなお店が、あちこちにたくさんできたからではないでしょうか」
なるほど。
蔵前という町のエキスをぎゅっと掴んだ発言です。
ブルックリンは、NYマンハッタン島からイースト川を越えていかなくてはいけません。
昔のイメージでは、倉庫街といった雰囲気です。
同じくマンハッタン島の南の一番下にある倉庫街だった、ソーホーの方が一足早く、大開発し、私もソーホーの創造的でおしゃれで自由な感じに惹かれました。
そのソーホーが今や、ブランドの聖地のようになってしまい、クリエイティブな世界の住人たちは、川を越えブルックリンに、ソーホーとは違った安価な庶民性をまとい、発展していったようです。
蔵前も、銀座や日本橋とは違う、すごく庶民的な匂いのする町に、新しい物作りや、食べ物のお店が作られたという印象でした。
蔵前には初めて行きました。
さほど遠くない町なのに、まったく歩いたこともなかったし、知らない町でした。
そんな町の風景を少しだけ見ることのできた、ささやかな冒険の半日でした。