20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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蔵前界隈

2019年04月21日 | Weblog

         

         

         

         

 昨日は、歯医者さんの内覧会の帰りに、初めて「蔵前」に立ち寄ってきました。

 「蔵前」「両国」というと、お相撲さんの土地というイメージがありましたが、外人が多いのにびっくり。

 中国人、韓国人、欧米人。

 そしてリノベーションされた、簡易なホテル。

 

 蔵前は「東京のNY.ブルックリン」と呼ばれているそうです。

   もともとは、ものつくり職人の町だったそうです。

 一番下の、古いレジスターなどからも想像できます。

 

 そばには隅田川が流れ、スカイツリーも見えます。

 でもどこのお店も大行列。

 11時半に開店したばかりで、すでにあれほどの行列。

 それを並ぶ、価値が果たしてあるのか・・・。

 夫とブツブツ言いながら、「結わえる」本店で、玄米ご飯を食べようと思っていたのですが、行列の長さにおののき、別のお店に行きました。

 写真、2枚目の、隅田川を見ながら、お野菜などがたくさん食べられるお店です。

 ここでも、だいぶ行列を並びましたが・・・。

 

「どうして、蔵前って、こんなに人気になったの?」

 思わずウエートレスの人に聞いてみました。

「隅田川が近かったり、おしゃれなお店が、あちこちにたくさんできたからではないでしょうか」

 なるほど。

 蔵前という町のエキスをぎゅっと掴んだ発言です。

 

 ブルックリンは、NYマンハッタン島からイースト川を越えていかなくてはいけません。

 昔のイメージでは、倉庫街といった雰囲気です。

 同じくマンハッタン島の南の一番下にある倉庫街だった、ソーホーの方が一足早く、大開発し、私もソーホーの創造的でおしゃれで自由な感じに惹かれました。

 そのソーホーが今や、ブランドの聖地のようになってしまい、クリエイティブな世界の住人たちは、川を越えブルックリンに、ソーホーとは違った安価な庶民性をまとい、発展していったようです。

 蔵前も、銀座や日本橋とは違う、すごく庶民的な匂いのする町に、新しい物作りや、食べ物のお店が作られたという印象でした。

 

 蔵前には初めて行きました。

 さほど遠くない町なのに、まったく歩いたこともなかったし、知らない町でした。

 そんな町の風景を少しだけ見ることのできた、ささやかな冒険の半日でした。

コメント
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