20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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暮らしやすさ

2020年07月01日 | Weblog

               

 今日、7月1日から、マンションの管理会社が、清水建設の関連会社から、大和ハウスグループの関連会社に変わるらしいです。

 日頃、マンションの方々とのお付き合いがそれほどないので、何も知らずにいましたが、受付にいらした、とても感じのいい、親切な女性の皆さんもいなくなってしまうそうです。

 臨時総会の時は、住民たちの声が「受付で、宅配業務とかいろいろやってくださる、女性の皆さんは残してください」という意見が、多数出たらしいので、安心していたのですが・・・。

 先日、八百屋さんで、マンションの方に、ばったりお会いした時に、教えていただきました。

 

 今日から、受付にいらしている方が、どんな方なのか、まだ見ていませんが、清掃スタッフも5人くらいますが、チェンジになるのでしょうか?

「管理費も上がるらしいですよ」と、そのおしゃれで上品な奥さまが。

 年に一度くらい、お電話をくださったり、我が家にいらして、ご一緒にお茶をする、私より年長の、上品でおしゃれな奥さまがいますが、その方と仲良しだそうです。

 そのかたと、同じ匂いがしたので、お名前を出して「ご存知ですか?」と伺ってみたら、

「ええ、昨日、梅ジャムを作ったので、お宅にお持ちしましたのよ」と。

 案の定です。いい勘してるな、私(笑)

 

 とにかく、受付の人たちが、変わってしまうことが、一番、残念でショックです。

 宅配便も、下まで持っていくと、いつもとても親切に、丁寧にやってくださいます。

 私は横の出入り口から鍵を開けて出入りすることが多いのですが、たまに正面玄関から入ると

「あ、カトーさん、この間のblog、面白かったですよ。お荷物もお預かりしています」と、お声をかけてくださいます。

 宅配業務については、引き続き、やってくださるのかもしれませんが(その辺りも、わかりません)とにかく、全てキャッシュレスになるとか。

 キャッシュレスのカードも、スイカくらいしか、私の持っているのはなく・・・。

 そして宅配ボックスを作るそうです。

 すべて、ビジネスライクな感じで、今までの温もりがありません。

 

 私より、ご高齢の方が、パーティなどにいくと、ずいぶんお見かけします。

 そうした方たちにも、これまでは、痒いところに手が届くようなサービスをしてくださったのに、どうなってしまうのでしょう?

 ちなみに、拙作『超高層マンション、暮らしてみれば』(講談社)をお読みになり、うちのマンションをお買いになったという方もいらっしゃると、以前、管理会社から伺いました。どなたかはわかりませんが。

 

 マンションは、住人の皆さんが、体操、卓球、麻雀、バレエ、ピアノ、ラジオ体操の会、旦那さんたちはテニス同好会など、様々な会を作っています。

 またコミュニケーション委員会という同好会では、いろんな住民の楽しめる、企画を考えてくださっています。

 とにかく、いろんなサークルができていますが、私はそのどれにも入っていないし、年代別の仲良しグループでランチ会をやっていらっしゃるというお話も、お誘い方々、伺います。

 でも、夫も私も、いずれの会にも入っておりません。ですから、情報がわかりません。

 

 先日、お買い物から帰って、裏の入り口から入ってきたら、受付の素敵な方が、「カトーさん、私、今日で最後なんです」と、受付に座っていらして、私がその前の道を歩いているのを見かけたらしく、走って裏口にいらっしゃいました。

 その方を見て、思わず涙ぐみそうになりました。

 そこに、エレベーターから副理事長が降りてきました。

 男性の副理事長ですが、お会いすると、いつも言いたいことを言います。それで、

「こんないい方たちを、何故変えるんですか!今から、元に戻すことはできないのですか!」と、問い詰めました。

 

 暮らしやすい環境で、これまで管理会社の人たちに、とても助けていただき、心地いい暮らしをしていたのに、どんな変革になるのか、とても不安です。

 臨時理事会にも、総会にも出ていないのですが、そもそも管理会社を変える必要があったのでしょうか?

 

「これからも、カトーさんのblog見ますからね」

 美味しいお菓子でも買っておけばよかった。つくづく彼女の笑顔を見ながら、そう思いました。

 本当にお世話になりました。ありがとうございました。どうぞお元気で(涙)。

コメント (2)
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