20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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赤と黒のお話

2021年01月10日 | Weblog

              

 娘夫婦が、お正月に「お誕生日、おめでとう。はい。プレゼント」と、イヤリングをプレゼントしてくれました。

 大好きな色の、左右形が違う、お洒落なイヤリングです。

 片方は、普通に止めるだけですが、もう片方は、耳掛け。

 髪がセミロングなので、耳掛けの方が、すぐに外れてしまいます。

 娘がつけてくれて

「やだ、こんな耳の大きい人、初めて見た」と。

 ええ、フツーだけどな〜。

 

 つけてもらっても、すぐに外れてしまうので、専門店で、耳掛けではなく、フツーのとめるのに直してもらおうと思っています。

「ばあばは、赤って、イメージだもんね」と、娘夫婦の息子の兄くんが。

 

              

 ところが、夜のこと。

 先日、チャットで、息子夫婦の娘の♪ちゃんが「ジュンコちゃん、ヨギボー、持ってたよね」と。

「うん、だんだん薄くなってきたから、ビーズが買ってあって、それをyogiboにいれる専用の紙を、しまい込んでいたのが、やっと見つかったの」と。

 その話をしていたので、リビングで、大人たちでおしゃべりしていたら、

 なんだか、サロンで、孫3人のクスクス声が。

 何かと思っていってみたら、3人で、専用の紙から、ビーズを入れているところでした。

 

 そのチャットの時に、Yogiboに入れる口を教えていたので、♪ちゃんはすでに、やり方を熟知していたのです。

 

「あのね。ばあば、これ、発泡スチロールだよ。だんだんマツコが小さくなってきたと思っていたでしょ。それって、発泡スチロールが、つぶれていったんだよ」と、娘夫婦の兄くんが。

 マツコというのは、yogiboの大きさを、私が「マツコみたいでしょ?」と買った時にいったのを、兄くんが覚えていたのです。

「いやだ、もうそれくらいにして。あんまり入れすぎてパンパンにすると、ここでお炬燵でテレビ見ながら、yogiboの上でお昼寝するのに、やりにくくなっちゃうから」と、静止したら、あたりに、その小さな白い粒を、よそ見をしていた3人の手が、入り口から離れ、パラパラと落ちました。

「わ、すごい。雪だ、雪だ!!」

 3人は、面白がって、ゲラゲラ。

「いやだ、もうやめて」

 

 小さな白い粒(彼の話では発泡スチロールだそうですが)が、お炬燵の周りに、たくさん落ちてしまいました。

 慌てて、ルンバを連れてきたら、おばかちゃんだから、私の後ばかり、ついてきて、肝心なお掃除をしてくれません。

「この子、おばかちゃんだから、ちゃんとお掃除できないのよ」と、今度は、持ち運びの楽な、通販生活の「マキノ」の掃除機を持ってきました。

 そしたら、夫が、重いダイソンの掃除機を持ってきました。

 

 でも3人は、ルンバのおバカぶりに、大受け。

「ルンバはね、おばかちゃんじゃないよ。ジュンコちゃんの黒い靴下に反応しているんだよ。黒が好きなんだよ」と♪ちゃんが。

「そうそう、黒に反応しているんだよね。この子、うちにもあるけど、おばかちゃんじゃないよ」と、娘夫婦の妹ちゃんが。

「うちもあるよ。お利口だよ。ただ、いけないのはジュンコちゃん。黒の靴下で、黒のスパッツ。黒のワンピース。全部黒だから、ルンバは、黒が好きなだけだよ。だから追いかけてるんだよ」

 と、またしても♪ちゃん。

                    

 (写真は、Yogiboのサイトでお借りしたものです。これをまっすぐ立てます。私のは、黒ですが)

 

 その後、膨らんだyogiboを「まだマツコには、ほど遠いけどね」と兄くんが言いながら、3人で、和室に運んで行きました。

 そして後ろ向きに立ったまま、yogiboに倒れるという、YouTubeに出ていたという、遊びを3人で始めました。

 そのうち大人たちも、そこに参加。

 私も、調子に乗ってやろうとしたら、みんなから反対の声が。「危ないよ。やめた方がいいよ」

 yogiboを立てて、そこに背中から、真っ直ぐに倒れ込むという遊びです。

「すごくいい気持ち」と、子どもたちは、倒れ込んでは、何度もやっていました。

 

「発泡スチロールだったら、また、潰れちゃうから、もうおしまいにして」といったら、息子がyogiboを持ち上げて、サロンに運んでくれました。

 それに倒れ込んだ瞬間、鞭打ち症にでもなったら、大変です。

 なんでも遊びにしてしまう、孫たちのパワーには、もうお手上げ(笑)。

 

 と、そんなわけで、赤と黒で盛り上がった、新年の夜の、思い出話でした。

 

 お掃除したのに、まだ、あのYogiboの白い粒。ときどき、お炬燵の周りで見つけます。

 楽しかったお正月の、名残です。

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