20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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きぶし

2021年03月26日 | Weblog
            

数年前、作家の友人に名前を教えていただいた「きぶし」。
今の季節には、青い実がすてきです。

実の中には、目のような模様が・・・・。
こんなとぼけた感じの、木の実、かわいいです。

春の散歩には、こんな発見があって楽しいです。

先日は、お夕食を作っていて、夕暮れ、突然、買い忘れたものを思い出し、お夕食に使いたいと思っていたので、また歩いて、近所のスーパーに。

私は朝、お買い物に行くタイプなので、夕暮れのお買い物は、少しだけ、心細さを感じます。
曇りの日だったので、なおさら・・・。
そんな時、脳裏を過ぎる絵本があります。

            

『まがればまがりみち』(井上洋介作・福音館書店)

 日暮れという、夜の闇が忍び込みつつある時間。
 ふと、あの路地を曲がったら・・・。
 そこをとぼとぼ歩く・・・。
 
 そうそう、この絵本の紹介などを入れた『親子で読みたい絵本300』(共同通信社)を、石崎洋司さんや、広瀬恒子さんたちと、以前、作りました。

                  
 紹介方法や内容は、それぞれの書き手に任せるというコンセプトでしたので、私はテーマ別にしました。

「ひとりっ子のあなたに」
「ねむれない夜に」
「友だちっていいな」
「元気のない日に」
「ことばって楽しいな」
「弟や妹が生まれたばかりのあなたへ」
「だいすき おとうさん、おかあさん」
「お友だちを作るのが下手な子へ」
「悲しいときはこんな絵本」
「おとうさん、読んで!」
「いじめられた日に」
「じぶんでじぶんを まもろう」
「障害を持つ子たちと共に」

 この13のカテゴリーを作り、そこに、テーマ別に、メインをちょっと長い文章で1冊。他にもそれなりの長さで、数冊の絵本をご紹介しています。

 もうかなり昔のMOOKですが、私は自分で書いた、このカテゴリー別の絵本への文章が、自画自賛でお恥ずかしいですが、今でもだいすきです。
 だから、ふっと、何かの時、ここに書いた絵本が、脳裏をよぎるのです。

        
    
コメント
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