20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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自転車卒業

2021年03月20日 | Weblog

              

 骨折する、一年位前、オレンジのママチャリを、買いました。

 元々、運動神経ゼロなので、自転車もスイスイはこげません。

 でも近所のお買い物は、自転車で行っていました。

 

 でも骨折以来、とにかく歩く、歩く、歩く・・・。

 その習慣をつけていたら、自転車に乗るのが、さらに怖くなりました。

 マンションの地下の自転車置き場に、月・500円くらいで、置いていましたが、

「使っていない、自転車があるので、整理できるものは整理してください」という管理会社の呼びかけに、夫がすぐに呼応して

「あれ、粗大ゴミで、捨てちゃおう」と。

 まだ買って、1年か、2年しか乗ってないんだけどな・・・と思いながらも、これだけ歩く習慣ができてしまうと、自転車に乗る気になりません。

 夫が、さっさと、ネットで粗大ゴミの検索をして、コンビニで粗大ゴミ券を買ってきて、処分してくれました。

 

 まあ、せいせいしたといえば、せいせいしているのですが、だんだん少しづつ、人生、こうなっていくのかなと、ちょっとだけ寂しい気持ちもしました。

 近所のスーパーで、自転車に乗って、お買い物にいらしたマンションの住人の奥さんなどと、お顔を合わせることがありますが、

「坐骨神経痛が、痛くて、自転車だと、お買い物に来られるので・・・」と。

 

 自転車なら動けるという場合もあるのだなと、なんだか複雑な気持ちになった日でした。

 私はかなり、足に筋肉もついてきたので、ポジティブな気持ちで、よ〜し、歩け歩けで鍛えるぞと。

 

 夫も、会社へ行かない日は、午後になると歩きに出かけます。

 ほとんどルートが、あっちの図書館から、こっちの図書館と決まってしまって、つまらなくなってきた。腕時計の万歩計も、6000歩くらいだし、と話すので、

「じゃあ、バスに乗って、ちょっと遠いところに行って、その辺りを散策して、歩いて帰ってきて疲れたら、またバスに乗れば?」と言いましたが、やはり、図書館から図書館ルートのようです。 

 図書館好きです。

「ジュンコのストレス解消は、僕に、いろんなことを愚痴ることだけど、僕のストレス解消は、歩くこと」

 そう言って、出ていきます。

 とはいえ、私がストレス解消で、愚痴をこぼしていても、ほとんど聞いていません。

 右から入って、左に抜けていきます。

 それがわかっているので、夫のストレスに、私の愚痴は、さほどならないかなと思い、同じことを5回くらい言っています。

 

 先日も、仲良しの作家の友人から電話があって、(このコロナの時代。ネットがあっても電話が多くなりました。やはり、みんな、なんとなく肌寂しいのです)

「ストレスが、胃にくるタイプ? 頭痛にくるタイプ?」と聞かれました。

「私、夫が、聞いてないの、わかっているけど、愚痴を喋るだけで、解消しちゃうタイプ」と言って、二人で大笑い。

「そういうこと、あるわよね」と。

 ま、ありがたいことです(笑)。

コメント
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