20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
毎日更新。児童文学情報・日々の暮らし・超高層からの眺望などニュース満載。

白鷺

2011年02月18日 | Weblog
              

 おとなりの公園の釣り堀の前を通りかかったら、空から大きな真っ白い羽がふわりと・・・。
 見ると、白鷺です。

 釣り堀で、魚釣りをしている人の、一メートルくらいの近さに、すまして降り立ちました。
 そして、ついついとくちばしをのばし、餌を啄んでいます。

 人間がそばにいても、我れ関せず。
 堂々としています。

 いつかのカワセミもそうですが、公園にいる鳥たちは、ほんとうに人慣れしているので、驚いてしまいます。
 それだけそこを通りかかる人びとが、生き物や、植物を慈しんでいる証です。
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『マジカル★ストリート』シリーズ(偕成社)刊行開始

2011年02月17日 | Weblog
 偕成社と日本児童文学者協会で共同企画の、『マジカル★ストリート』シリーズ第一期の1巻と2巻が発売になりました。
 魔女や魔法使いや、妖精や天使などがでてくる、ちょっと不思議なお話満載です。

  
 1巻は『ねこの魔法使い』
            

 2巻は『二時間だけの魔女』

 3巻、4巻、5巻は、3月はじめに発売予定です。
 今回の装画は、人気シリーズ『一期一会』のカタノトモコさん。
 とってもかわいい、小学校3~4年生向けのご本を、偕成社編集者のKさんとHさんが作ってくださいました。
 執筆してくださった作家の皆さん。お忙しいところありがとうございました。
 
 この第一期シリーズの編集委員は、石井睦美さん、川北亮司さん、みおちづるさん、加藤純子が担当させていただきました。
 私の作品の掲載は、5巻だそうです。
 すっごくかわいい装画です。
 ご紹介は、またそのとき3巻同時に。
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お泊まり会

2011年02月16日 | Weblog
                

 明日の朝、早朝から娘が仕事にいかなくてはいけないため、今夜は、娘と○くんがお泊まりに来ます。
 娘の家族は近所に住んでいるので、娘の旦那さまが海外出張のときでも、我が家には泊まらず、ふたりでお留守番をしています。
 ですからこうしてお泊まりに来るのは、○くんが生まれたとき以来・・・。
  
 ○くんはしばらく前から、お泊まり会の話になると、どういうことだろうと、目を輝かせます。
「おうちに、帰らなくてもいいの?」と。
「そう、お風呂も入っていいのよ」
「一緒に寝る?」と、私に。
「○くんが寝るまで、ご本を読んであげる」
「わ~い、やったー!」

 さて、これからお夕食でも作って、ふたりが来るのをわくわくしながら待つことにしましょう。
(写真は彼のだいすきな絵本、『よるくま』(酒井駒子・偕成社)
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思わぬ雪

2011年02月15日 | Weblog
              

 昨晩遅くから、東京も思わぬ雪。
 夫が帰宅したころには、ベランダの柵に3センチくらいの積雪が・・・。

 けれど、その後、雨になったのか、今朝目覚めたらベランダの雪は消え、窓の下のマンションのテニスコートやお庭にうっすらと雪が残っているだけです。 
 雪・雪・雪とマスメディアが大騒ぎしていて、待機していた金土日には、肩すかし。
 そんな騒動を忘れたころの思わぬ雪でした。

 今日は午後から日本児童文学者協会、2月の運営委員会(理事会)です。
 今月は、公益法人改革に伴う定款の問題などがあり、評議員の方々にもお集まりいただきます。
 終わったら、夜は皆さんと懇親会。

 公益法人改革も、いよいよ大詰めです。
 どういった定款を作っていくか・・・。
 これからの児文協活動に密接に関わってくる問題なので、議論が白熱するのではと思います。
 今日は北海道から、私と同姓でお会いするといつも、「おお、妹よ」と声をかけてくださる評議員のKさんもご参加くださるようです。
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土佐の文旦

2011年02月14日 | Weblog
                 

 毎年、姉がこの季節になると、土佐から文旦をお取り寄せし、我が家にも送ってくれます。
 なぜ、土佐なのか。
 なぜ、文旦なのか。
 姉との関係性がわからぬまま、毎年、拝受しています。
 お返しはいつも、虎屋の最中。
 これには、ちゃんとした根拠があります。
 無類の餡こ好きの姉と、辛党のくせに、姉とにこにこしながら、餡この入ったおまんじゅうや、最中を食べている義兄のお顔を知っているからです。

 そのまた、文旦の大きいこと!
 一個が、どら猫の顔くらいの大きさをしています。
 毎日食べても、食べても、減りません。
 なにしろ大きな段ボール、ひと箱送られてくるのですから。
 
 昨年の夏に、姉夫婦の二女が石垣島出身の方と結婚しました。
 その結婚パーティのとき、
「これからは、文旦じゃなくて、石垣島のマンゴーがいい~!」と姉につぶやいたのですが、スルーされました。
 
 ある日夫と、その文旦を食べていて、
「そうだわ、明日からこれ、グレープフルーツの代わりにしてみるわ」と
 グッドアイディアを思いつきました。
 毎朝、朝食でプレーンヨーグルトに、バナナとグレープフルーツを入れて食べているのです。
「でも、種が多すぎるかも知れないな」と、夫。
「取ればいいんだもの。そうよ、味だってホワイトグレープフルーツに似ているし」
 それ以来、我が家では毎朝、グレープフルーツの代わりに半分に切った文旦が、食卓にのぼっています。

 先週の木曜日の夜から帰宅していた夫が、明日火曜日の朝、新幹線であちらにもどります。
 今回は5泊6日。ちょっとのんびりできたようです。
 金土日にはお夕食後、録画しておいた『レッド・クリフ』や『沈まぬ太陽』などを何回かに分け、ワインを飲んだり、つまんだりしながらテレビ三昧の夜でした。さながら「カウチポテト族」。(ポテトチップスは食べませんでしたが)
 長時間テレビを観ることに慣れていないので、見終えたときは夫も私もぐったりとテレビ疲れをしてしまいましたが。
 また明日からは、いつもの日常です。
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ランチ

2011年02月13日 | Weblog
           

 夫の帰宅している休日は、ほとんど外でランチをします。
 夜は自宅でのんびり食事をしたいという夫の希望で、外食はほとんどしません。

 お出かけするのは、いつも日本橋か銀座。
 それも、常連になっているお店ばかり。
 たまには冒険して、他にいけばいいのに、ついいつものお店に。
 銀座のお蕎麦屋さんか、中華か、イタリアン。
 日本橋も、中華か、イタリアン。

 先日、新年会を行った神楽坂の路地裏の、かつての割烹料亭をフレンチレストランにしたようなお店でもいけばいいのですが、気楽なランチを過ごしたいので、なかなか面倒で冒険というものをしません。
 ですから、まったくもってのマンネリ・ランチです。
 そこに本屋さんで、立ち読みしながらお気に入りの本でも見つけられれば、上質な休日になるという仕組みです。
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『本の本』(斉藤美奈子・筑摩書房)

2011年02月12日 | Weblog
              
  
 日本橋にある「コレド室町」の地下の本屋さんには、いつも掘り出し物が隠れています。
 フツーの本屋さんでは簡単に見つけられない評論集などが、かなり揃って並んでいます。
 と、いうより、この本屋さんの店長さんの本選びの波長と、私のそれとは、とても合うようです。

 柄谷行人や三浦雅士など、かつて一世を風靡した評論家たちの本も充実しています。
 そこでみつけたのが、この斉藤美奈子の書評集(1994-2007)。
 新聞や雑誌などに掲載したものをまとめたものですが、これが熱い。
 いえ、厚い。
 計ってみたら5センチもの厚さがありました。

 まえがきにはご丁寧に、こんな記述すらあります。
「なお、商品管理には万全を期しておりますが、大部の著ゆえ、一気読みは健康を害するおそれがございます。くれぐれも読みすぎにはご注意ください。」
 
 気になるところからアト・ランダムに、と思いつつ、気になる本が多すぎて・・・。
 せいぜい健康を害することのない、ほどよい読書をと心がけたいと思います。
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2011年02月11日 | Weblog
              

 目がさめたら、窓の下は一面の銀世界・・・といいたいところですが、まだ積もっていません。
 でも見える景色は真っ白く靄っています。
 春の足音が近づいて、はじめての雪です。

 夜中に雪がふっていると、雪の音でわかります。
 雨はぽつぽつ・・・。
 雪はしーんと音のない音をしのばせ、しんしんとふりつづきます。

 ベッドになかで、「ああ、雨だな」とか、「風が強いな」とか、「ああ、雪みたい」と、外に耳を澄ます時間がすきです。

 そういえば、○くんが遊んでいて、ふと手をとめ、よくこう聞きます。
「あれ、なんの音だろうね?」
 言われて私も耳を澄まします。
「ああ、エアコンの音よ」
「エアコン?」
「そう、あれ。あのあたたかい空気をだしてくれているもの」
「ふ~ん」
 小さい子は音に敏感です。
 窓をたたく木枯らしの音だって、聞き漏らしません。
「あれ、なんの音だろうね?」
「風さんが、あそぼって、やってきた音よ」
「じゃあ、いれてあげようか?」
 
 音についてのあれこれを書いていると、まるで自分がメルヘン作家になったような気分になります。
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冬の朝焼け

2011年02月10日 | Weblog
           

 ベッドルームのカーテンを開けたら、東の空に、見事な朝焼けが・・・。
「朝焼け」は夏の季語です。
 けれど私は、この空気のキーンとすみきった冷たい朝の、冬の朝焼けが好きです。

 夕焼けは、幾多の童謡にも歌われているように、一日の終わり、友だちとさよならしたり、ねぐらへ帰って行く鳥たちと、「別れ」というキーワードをともなった、切なさがあります。

 けれど、朝焼けは・・・。
 これから一日がはじまるんだと、そんな意気込みのような、パワーが伝わってきます。

 それにしても、三寒四温とはよく言ったものです。
 東京も明日は、雪だとか・・・。
 そう言えばこの冬はお鍋を、すき焼きを一回やっただけです。
 4泊5日で帰ってくる夫と、久しぶりにあたたかいお鍋でも囲みましょう。
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なんてたって、アイドル。

2011年02月09日 | Weblog
               

 翡翠(カワセミ)のいる水辺を通りかかったら、たくさんのギャラリーが・・・。
「お、いるな」
 そう思って、私も近づいていきました。

 います、います。
 玉座に座って、悠然とこっちを見ています。
「なんてたって、アイドル。なんてたってアイドル・・・・」
 そんな歌が、脳裏をよぎります。

 きまぐれなアイドルは、カメラを構えて飛び立つのを待っているギャラリーたちを尻目に、早業とも思えるすばしっこさで、瞬間移動。
 あれではシャッターを押せるはずがありません。
 ですから静止している画像を。(ドングリみたいなんて言わないで。これでもアイドルなんですから)

 もうしばらくの間、あの水辺にはギャラリーが集結し、スタンドにつけたカメラのファインダーをのぞきながら、そのアイドルが飛び立つ瞬間を、固唾を飲みながら待つことになるのでしょう。
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