20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
毎日更新。児童文学情報・日々の暮らし・超高層からの眺望などニュース満載。

浅草・三社祭

2012年05月21日 | Weblog
            
            
 
 Facebookのお友だちで、季節風のKさんによると、19・20日は三社祭だとか。
 三社祭の歴史など、なにもしりませんが、下町の大きなお祭りを見てみたくて、昨日夫と行ってきました。

 浅草の町中にお囃子が流れ、鯔背なお兄さんたちや、小股のきれあがったお姉さんたちが、はっぴ姿で風を切って街を闊歩しています。
 浅草の街はお祭り一色。

 雷門から入り浅草寺をお参りし御神輿を見て・・・。
 軒下には、どの家々にも「三社祭」と書かれた提灯が。
 駈け足だったので、浅草神社の場所などわからず、ただ街の空気から三社祭を味わってきただけでしたが。
 
 そんなわけで三社祭の奥深さまで知ることができませんでしたが、いつかゆっくりとまた行ってみたいと思います。
(写真は、浅草寺の提灯と御神輿。)
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ボストン美術館・日本美術の至宝

2012年05月20日 | Weblog
            
            
 
 昨日の土曜日、夫と上野の東京国立博物館に「等珀」や「光琳」や「簫白」を観にいってきました。
 私は美術館の中ではこの国立博物館が一番すきで、庭園に入ったとたんこころがさわぎます。
 園に散りばめられた建物もステキですし、常設展もまた心ときめきます。

 今回は過日のblogでもご紹介しました、曾我簫白をはじめとする、ボストン美術館に所蔵されている、たくさんの日本の至宝を観るために出向きました。
 東大の日本文学の教授である、ロバート・キャンベルさんは,ハーバードのご出身で、このボストン美術館にはいつも足繁く通っていたと話されていました。
 けれど、たとえば簫白の「雲龍図」を観たのは、この国立博物館が初めてだとおっしゃっていました。
 ボストンでも滅多に公開されていない美術が,今回は海を渡りやってきたようです。

 会場は、大入り満員。
 歩いていても汗が噴きでてきます。
 ましてやキャプションをじっくり読むスペースもありません。
 押し流されるようにして、今回の展覧会の「目玉」だけをじっくり鑑賞してきました。
 若沖の「鸚鵡図」や、等珀の「竜虎屏風」、光琳の「松島図絵」、など、しばし足をとめ、その場に佇んでしまうすばらしい絵が満載でした。

 会場おわり近くに、いよいよ簫白の世界です。
 それまで観てきた端正でデザイン性に富んだ作品とは、一線を画す、簫白の大胆さ、ユーモアいっぱいの滑稽さ。
 そのカリカチュアされた力強い世界に、目が点になり惹きつけられました。

 他にも見応えのある作品満載です。
 土日は避けたほうが、じっくり鑑賞できるかもしれません。

 それにしてもボストン美術館、行ってみたくなりました。
 上記の展示は6月10日〔日〕まで、上野の東京国立博物館の平成館で公開されています。
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『25の小さなおはなし』(後路好章編・山脇百合子絵・角川つばさ文庫)

2012年05月19日 | Weblog
             
 
 昨年、毎日新聞の全国版に掲載された、25人の作家によるお話が収録された本が、このたび角川つばさ文庫から発売されました。

 毎日新聞の「小さなお話」には、毎月テーマが設定されていました。
「かばん」「風」「かさ」「手紙」「窓」「時計」
 それぞれに、3編か4編が掲載されました。

 私は「手紙」のテーマで、『はいけい、まみこちゃんへ』という作品を書いています。
 バラエティに富んだ、小さなお話満載の、小学校低・中学年向け児童文庫です。

 皆さま、どうぞお読みになってください。
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紫陽花

2012年05月18日 | Weblog
            
 
 店先に紫陽花がいっぱいです。

 五月雨。卯の花くたし。花時雨。青時雨。緑雨などなど・・・。
 梅雨入り前のこの季節。
 雨をめぐる、うつくしい季語が多いです。
 
 そんな雨の季節にお似合いの花・・・。
 紫陽花。
 昔は叙情的な気持ちで、この花のうつくしさを愛でたものですが、近頃はどうも折り紙を寄せ集めたように見えてしまいます。
 逆に、ガクアジサイの素朴さにシンパシーを感じるようになったのは、それだけ年をとったということでしょうか。

 今日は夕方から、神楽坂で打ち上げです。
 先日のTさんの「いい日旅立ちの会」の・・・。
 
 女子会メンバー+Tさん。
 賑やかな夜になりそうです。
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オガタマノキ

2012年05月17日 | Weblog
           
           
 
 昨晩の読書会のとき、お仲間のFさんが持って来て下さった木。
 オガタマノキというらしいです。
 Fさんのお宅のお庭にある木らしいです。

 オガタマというのは、神道思想の「招霊」(おぎたま)が由来の言葉だそうです。
 神話で、天照大神の天岩戸隠れにおいて天岩戸の前で舞った天鈿女命が手にしていたとする説があるらしいです。
 榊の自生しない地域を中心に神前に供える玉串として古くから代用されたり、神木とされて神社の神域などに植栽されたということです。

 私の実家の古い祖先は秩父神社の宮司をしていたこともあり、神道とはとてもつながりの深い家系です。
 ですから榊は神棚にいつも飾られていたし、とても馴染みの深い木です。
 でも、このオガタマノキというのは、はじめてみました。
 昨夜は遅くに帰宅し、ちょっと枝を切り落とし、壷に投げ入れ、写真を・・・。

(夜の写真で、せっかくのお花が見えませんでした。花びらがひらき始めたらとってもかわいくて・・・。ついパチリと)
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『なのはな 萩尾望都作品集』(萩尾望都・小学館)

2012年05月16日 | Weblog
          
 
 今夜は「be-子どもの本」読書会です。
 今月のテキストは、萩尾望都のマンガ。
 3・11後、いち早く発表され、各方面で話題を呼んだ一冊だそうです。

「なのはな」をはじめ、放射能物質と人間の関係をシニカルに描いたSF三部作。
 そして描き下ろしの、なのはなー幻想『銀河鉄道の夜』が収録されている、萩尾望都の最新作品集です。
 
 マンガのテキストは、はじめてかも知れません。
 さて今夜は、どんな議論になるでしょう。
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新刊3冊ご紹介

2012年05月15日 | Weblog
 新刊3冊、ご紹介いたします。

           

『忍剣花百姫伝(一)』(越水利江子・ポプラ文庫)
 2005年にポプラ社のDreamスマッシュからスタートした『忍剣花百姫伝』シリーズがこのたび、ポプラ文庫ピュアフルから出版されました。
 これからひと月おきに、各巻が出版されるそうです。

 劇画のようなテンポのいい文体で、戦国乱世の時代を生きる、「花百姫」(かおひめ)や「火海姫」(ひあまひめ)など、多彩な人びとの生き様を活写しています。
 4歳で行方不明となった八剣城の姫君である「花百姫」は、父の形見である天竜剣を腰に差しています。
 その刀の威力、そして多彩な登場人物による、このロマン溢れる物語はいま、大きく動き出しました。
 迫力ある描写と、叙情的な描写。
 確かな筆力で、ぐいぐいと物語を読まされます。
 戦国の世の忍びのものたちや、そこに生きる人たちがうつくしく切なく、そして力強く描かれています。
「捨て丸」と呼ばれ,拾われた男の子として育った「花百姫」は、いったいどんな人生を送るのでしょう。
 そして八剣城の人びとは・・・。

           

『学校にはナイショ♂逆転美少女花緒』(吉田純子・ポプラ カラフル文庫)
 吉田純子さんの人気の『学校にはナイショ♂・・・』シリーズの第三弾です。
 今回の物語の縦糸は主人公「花緒」のクラスメートで、すっかり自身をなくしている「七海」へのどっきりパーティ。
 横糸は、花緒と同じ華桜学園高等部に在籍している、人気俳優の「北神旬」と、歌舞伎役者でもある「花緒」との演劇の舞台競演です。
 そこには次の映画への主演がかかっています。
 
 今回も吉田さんは、読者を飽きさせない仕掛けを、物語にたくさん仕込んでいます。
 このシリーズに、仕掛けられたそのおもしろさが、ますます拍車をかけています。
 この吉田さんのサービス精神が、このシリーズを飽きさせないものにしています。
 それも、ひとつふたつではなく、縦横無尽に。
 さて、どっきりパーティはどうなったでしょうか?
 また人気俳優「北神旬」との舞台で、どちらが次の映画の主演に選ばれたのでしょうか?
 ぜひお読みになって確かめてください。

            

『あしたもきっとチョウ日和』(高田桂子・ぶんけい)
 お店を出すことが夢のお母さんは、毎日必死に働いています。保育園児の妹「ミチル」を「奈美」に任せて。その「ミチル」は、ときどき保育園から「ケープ」してしまいます。「奈美」自身も保育園のころ、「ケープ」の常習犯でした。
 でもいまは面倒をみなくてはいけない「ミチル」が、「奈美」の自由を奪っています。
 そんな不満をなかなか両親には言えません。
 このお話のおもしろいところは、虫の言葉がなんとなくわかったり、「虫愛ずる姫君」の幻聴が聞こえたり・・・。
 そこから読者は、いろいろなことを考えさせられます。
「いとをさなきなり」って、どういうこと?
「耳にタコ」って、こういうことだったの?
 さなぎがチョウになるときは、こんなふうに羽を広げていくんだ。
 多摩湖の堤防をどれほど歩くと、スカイツリーにのぼったことと同じ長さになるのか・・・。などなど。
 そして、ラスト、「奈美」がその昔保育園を「ケープ」した理由に辿り着くあたりは、胸がじんとします。
 リアリズムであっても、どこかファンタジー。そういったしなやかさで描いているこのお話には、いろいろな「なぜ?」が詰まっています。これを読んで知ったとき、子ども読者はきっと、自分がちょっとだけ大人になったような気がすると思います。

 皆さま、どうぞこの3冊お読みになってください。
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マロニエの花

2012年05月14日 | Weblog
          
 
 銀座のマロニエ通りは、いまマロニエの花が満開です。
 紅色の花です。
 
 マロニエというと、パリ。
 数年前パリに住んでいた息子の、その当時の「Life in Paris」という彼のHPによると、どうやらマロニエは歓迎されるだけの花ではなさそうです。
 <シャンゼリゼに咲いているマロニエの並木。聞いた話だと、フランスのメジャーな花粉症の一つがこのマロニエの花粉だそうです。>
 とのこと。

          

 私は花粉症ではないので、5月の空、おもいっきり首をのばし、花を見上げていました。
 ついでに、マロニエ通りにある、De Beersのくにゃっと変形したビルも。
 ビルの、足もとの木がマロニエです。
 このビル、自律神経が乱れているときは、見上げたとたん、くらっと目眩を起こしますからご用心です。
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母の日

2012年05月13日 | Weblog
          
 
 今日は母の日です。
 毎年お花やアクセサリーなどのプレゼントを、子どもたち夫婦から贈ってもらっています。

 なんだかふくふくしたうれしい気持ちで、それを眺めています。
 今年のお花。
 青山フラワーマーケットの花束です。
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カモのお散歩

2012年05月12日 | Weblog
          

 春の日を浴びて、カモたちが水辺を飛び出し、道に出て来ました。
 こうしてみると、意外に大きいです。

 カモたちもそろそろ,子どもたちが産まれ、子育ての季節がはじまります。
 水路の橋の下は、毎年カモの赤ちゃんたちで賑わいます。
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