この本、
第4章の冒頭に、
〝高齢になると、がんの罹患率が高まります。がんの死亡率も男女ともおおよそ60歳代から増加し、高齢になるほど高くなります。なぜ年をとるとがんになるリスクが高まるのでしょうか。単純な問いかけではありますが、これに答えることは簡単ではありません。そこで、本章では「老化とがん」の研究の歴史を振り返りながら、老化が進むと、なぜがんのリスクが高まるのか、そしてそれを防ぐには何ができるのか、最新の科学的知見に基づいて説明していきます〟
と書かれています。
娘と生活を共にしていくなかで、父親として娘との50年史を振り返る得難い時間を共有できたことは記しておきたいことです。それとガンという病に対する向き合い方です。
本人が標準治療を拒否したことで、現在のがん治療を巡っての問題をわずかではあってものぞけたとの思いがあります。かなり以前の丸山ワクチンをめぐる問題が記憶にあって、ネット情報で現在もスッキリした形で対応されていないことを知りました。
娘が信頼し服用をはじめた薬も、50年という時間を背景にしながら未だに薬として認められていないという実情も身を以て受け止めています。
戸惑いの日々のなかで、目に入ったのが、
「しんぶん赤旗」の昨日の「本と話題」でした。
三冊が紹介されていて、その一冊が『「がん」はなぜできるのか』です。その第4章が「我ら高齢者」のことで、本全体が娘のガンを理解するためにも我が身のガン対策のためにも必読、と受け止めました。
第4章を先回りして読んでみて、「老化とがん」の関係の理解がガンそのものの理解に深く繋がっている、との感想です。