今日の「しんぶん赤旗」1面
記事内容、
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik20/2020-07-16/2020071601_02_1.html
赤木雅子さんの陳述
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik20/2020-07-16/2020071604_03_1.html
(15面)
(記事本文)
会見で雅子さんは俊夫さんの遺影を机に置きました。国と佐川氏が請求棄却を求めて争う姿勢であることについて問われ「私は夫の死の真相を知りたいという思いだけ。なぜ認めてもらえないのか。意味が分からない」と静かな口調ではっきり語りました。真相を知るため、雅子さんは国に第三者委員会による再調査を求めるネット署名を展開し、6月までに35万人以上の支持を得ます。代理人弁護士を通じて政府に提出しましたが、安倍首相と麻生太郎財務相は再調査しない意向を表明しました。
会見ではこれらについて、「たくさんの方の応援の気持ちが後押しになって(裁判まで)進んでこられた」と感謝する一方、「それが安倍さんや麻生さんには響かない、重みを受け止めてもらっていないというのが実感だ」と述べました。
安倍首相が2017年2月に「関係していれば総理も国会議員もやめる」と答弁したことについては「同じ発言を今でもできるのか。できるのならしてほしい」と不信感を示しました。「安倍政権を倒したいわけではない。 夫の真実が知りたいだけだ」とも述べました。
手紙2回送った
佐川氏にはこれまで手紙を2回送ったといいます。「何かしら返事がもらえて、それが納得できるものであれば裁判を起こしていなかったと思う」
佐川氏がこの日、出廷しなかったことについては「来てくれるといいと思っていた。残念な気持ちだ。本人の口から本当のことを聴きたい。何があったのか、佐川さんが話さないとわからない。答えてほしい」。近畿財務局の職員についても、「『裁判になれば本当のことを話す』と言ってくれた人もいる。 話してくれると信じている」と語りました。
この日の陳述では、改ざんをめぐって安倍政権の説明と異なる事実を、財務省職員から直接聞いていたことも明らかにしました。
安倍首相の「総理も国会議員も辞める」とする答弁と、その直後に始まった公文書改ざんの因果関係について、政府は公式に認めていません。
しかし雅子さんは俊夫さんの死後の年18月10月、自宅を訪れた当時にの財務省秘書課長から、「首相の発言と改ざんは関係がないとはいえない」と聞かされたと、述べました。
一緒にたたかう
さらに、俊夫さんが改ざんの経過を詳細に記録したファイルを職場に残していたことも指摘。これは自殺の翌年、俊夫さんの元上司で森友学園への国有地売却を直接担当した職員から知らされました。裁判では、国にこのファイルを提出するよう求めています。
会見で俊夫さんについて聴かれた雅子さんは「夫は私が表に立つことが苦手なのを知っているので、裁判や会見をしていることに、びっくりしていると思う」。今の心境については「今日、スタート地点に立てたと思う。(夫が)常に横にいると思うので、一緒にたたかっていきたい」と語りました。
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