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大阪歴史博物館で行われている「チベット展」に行きました。
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会場のある馬場町周辺は古代(5世紀後半)に難波宮のあったところで、「法円坂
建物群遺跡」として保存されています。
写真は高床式建物の倉庫群礎石のあったところで、復元された高床式の建物と左の
近代的な博物館との対比が印象的です。
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上の写真で博物館を右に回るとNHK大阪放送局に隣接した正面玄関にでます。
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十一面千手千眼観世音菩薩が描かれた、特別展チケット。
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展示は序章・吐蕃王国のチベット統一、第一章・仏教文化の受容と発展、第二章・
チベット仏教の精華、第三章・元・明・清との往来、第五章・チベットの暮らしに
分れ総数123の貴重な文物が展示されていました。
館内は撮影禁止ですので、チラシの裏面でその一端を見ると…
一段目(左からカーラチャクラ父母佛立像、マンダラタンカ、ダーキニー立像、
二段目(グヒヤサマージャ像タンカ、白傘蓋佛母立像、元時代の仏教印、明時代
の碗、下の仏像は左がダマルバ坐像、右は弥勒菩薩立像です。
前にチベットでポタラ宮やノルブリンカ(ダライラマの夏の王宮)などを見学し
ましたが公開されていなかったものも多く、しかもチベット文字やせいぜい英語
での説明文でしたが、今日は日本語の解説文でしたのでよく分かりました。
開場してすぐの時間帯だったので人もまばらで、ゆっくりと細部を見学できて
本当に良かったです。
ポタラ宮で買った書物「THE POTALA」に出ているものも多く、懐かしい思い出
が蘇りました。