ニャタポラ寺院の基壇の最上層からは、広場を取り巻く建物の向こうにバクタプルの町と緑の野、そして町を取り巻く山並みが見えました。空気が澄んだ朝ならヒマラヤの白い峰も見えることでしょう。
煉瓦を敷き詰めた広場の左に見えるのは、ヒンドゥーのシヴァ神の化身を祀るバイラブナート寺院です。
正面から見たところです。17世紀に建てられたときは一層でしたが、18世紀に二層に増築され、さらに大地震のあとで現在の三層の姿になりました。
広場を囲む建物は赤い煉瓦造りで、窓の形が特徴的です。
しばらく商店の並ぶ石畳の道を歩きます。
ここはバクタプルで最も古い広場・タチュパル広場です。ダッタトラヤ広場ともいいます。かっては町の中心部であり伝統的なネワール建築も残っています。
広場中央に立つダッタトラヤ寺院。1427年、ヤクシャ・マッラ王の時代に建てられ、なんと一本の木から彫りだされたといわれています。御本尊のダッタトラヤはヴィシュヌ神の化身なので、前にはその乗り物であるガルーダの像が立っています。また先ほどニャタポラ寺院で見た「伝説の戦士」も控えています。またダットラヤは仏陀とも縁があるので(ブッダの従兄弟)、仏教徒にとっても大事なお寺です。
これから私たちが入る通りの前方から賑やかな鉦や太鼓の音が響いてきました。
今日は何かのお祭りがあるようです。ネパールには人間よりも神々の方が多く住んでいるといわれ、毎日どこかでお祭りがあるといっても過言ではないでしょう。これまでの訪問でも何度か、いろんなお祭りに出会いました。
鮮やかな色の衣装を着た人々の行列が通り過ぎるのを待って、細い通りに入ります。
ブジャリ・マートは元はヒンドゥー教の僧院でしたが、今は木彫り博物館になっています。一見したところはお土産屋さん風ですが、看板に「PEACOCK WINDOW HANDCRAFT CENTER」とあるように、上の「孔雀の窓」が有名です。

羽を拡げたクジャクの周りによく見ると35羽の小さな鳥が並び、他にも悪魔と言われる人物像など、ネパール工芸の最高傑作と世界的に評価されています。

同じ通りにある「紙漉き工場」を見学しました。原料は高地で採取されるミツマタの類・ロクタ。作り方もこれまで日本各地(奈良県では国栖)で見た和紙の作り方によく似ていました。即売もしていたので、てっきりショッピング・タイムと思いましたが、あっさり外へ。

すぐにバスの待つ広い通りに出ました。野菜の露天市が開かれています。


羽を拡げたクジャクの周りによく見ると35羽の小さな鳥が並び、他にも悪魔と言われる人物像など、ネパール工芸の最高傑作と世界的に評価されています。

同じ通りにある「紙漉き工場」を見学しました。原料は高地で採取されるミツマタの類・ロクタ。作り方もこれまで日本各地(奈良県では国栖)で見た和紙の作り方によく似ていました。即売もしていたので、てっきりショッピング・タイムと思いましたが、あっさり外へ。

すぐにバスの待つ広い通りに出ました。野菜の露天市が開かれています。

今宵の宿はナガルコット。カトマンドゥからは北東に32km、離れています。バスは曲がりくねった道を登っていきます。

道路脇に点在する民家の庭先には真っ赤なポインセチアやブーゲンビリア、また黄色いジャガランタ(他所では紫色が普通)やマリーゴールドなど、美しい花が咲き乱れています。前の地元のバスには屋根まで人が乗っています。ナガルコットの村に入るとY字形の分岐にバス停があり、商店もありました。標高2100mほどのこの丘陵地はヒマラヤの展望台として知られ、たくさんのホテルやロッジが点在しています。私たちはそのうちの一つ、Club Himalaya Nagarkot Resort に入りました。

道路脇に点在する民家の庭先には真っ赤なポインセチアやブーゲンビリア、また黄色いジャガランタ(他所では紫色が普通)やマリーゴールドなど、美しい花が咲き乱れています。前の地元のバスには屋根まで人が乗っています。ナガルコットの村に入るとY字形の分岐にバス停があり、商店もありました。標高2100mほどのこの丘陵地はヒマラヤの展望台として知られ、たくさんのホテルやロッジが点在しています。私たちはそのうちの一つ、Club Himalaya Nagarkot Resort に入りました。