梅雨が戻ってきたような空模様に少しためらっていましたが、雨にはならないようなので7時前から矢田山へ行きました。
いつものお地蔵さんの辻に車を置かせて貰って出発。正面奥へ続く道を登っていきます(07:05)。
矢田寺のアジサイはそろそろ花期を終わります。写真は「花のテラス」から(07:20)。
本堂にお参りしたあと、今日は近畿自然歩道を南へ歩きます。写真は辨天池のミズカンナ(07:25)。
僧坊谷橋近くの野生のアジサイ。ここから急坂を国見台に登ります。湿気が高く、しっかり汗をかきました。
国見台(08:00~08:05)からは思いの外に展望を楽しめました。これは東南の眺めで遠くに高見山、その右に平たく見えるのは三峰山の辺り。この右には薊岳から大台ケ原へと台高の山々が続いています。
今日は不思議にも、だれ一人として出会わずに淋しいほどの静かな尾根歩きで矢田山へ着きました。
まほろば休憩所の寒暖計は23℃を指していました。少し休んで歩き出すと、ひんやりした山の空気が心地よく感じられました。(08:40~08:45)
東明寺が近くなって、ようやく登ってくる人に出会いました。本堂前の階段わきには今、ナツツバキが満開です(09:20)。香り高い花に見送られて9時40分、車に帰り、久しぶりの矢田丘陵歩きを終えました。
ナツツバキ
ツバキ科ナツツバキ属。娑羅樹(しゃらのき)と呼ばれてお寺によく植えられています。お釈迦様が入滅のときに寝床の周囲にあったといわれる沙羅双樹は、熱帯原産のフタバガキ科でラワンの仲間。寒さに弱いので、日本のお寺ではよく似た花のナツツバキが代用品として植えられています。