ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

長雨の後 (7月22日)

2006-07-22 18:27:41 | 矢田だより
しばらくは雨の合間に民俗公園を歩くだけで我慢していましたが、
久しぶりに太陽が顔を見せた今朝は矢田丘陵へ行きました。


矢田寺から矢田山へ登っていくと六丁石標の下では倒木が道を
塞ぎ…


露ナシ池の横では道に落石があるなど、あちこちに大雨の痕が
残っています。小さな流れも滝のようになって、どの池も水を
満々とたたえていました。


弘法の井戸の冷たい水で顔を洗い、三角点まで登って引き返し
ました。見晴らし所近くでは、いつものホトトギスを始め、
ウグイスたちも久しぶりのお天気に喜んでいるのか、とてもいい
声を聞かせてくれました。


展望台下では、殆ど刈り取られたヒメジョンのなかに大きなネジバナ
の花が、たった一輪咲き残っていました。

「この間(7月8日夕方)のノウサギにまた会えるかな」と話しながら、
国見台への尾根筋を歩いていると、一羽のドバトが道案内をするように、
とことこ前を歩いて行きました。近づくと少し飛び、また道を歩き、
しばらく一緒に行きました。振り返っては丸い可愛い目でじっと見つめる
ような、全く人怖じしない不思議な鳩でした。

カナダの旅・終 (7月22日)

2006-07-22 11:39:15 | 過去の今日
ワックス・ミュージアム(蝋人形館)とBC州立博物館を見学して
昼のフェリーでバンクーバーに帰りました。


バンクーバーでの宿はYMCAでした。部屋から北側を見たところ。
正面はハーバー・センタービルです。


球状の建物はサイエンス・ワールド。この中にあるアイマックス・
シアターで上映中の「エベレスト」を大画面で鑑賞しました。
96年国際隊の映画は凄い迫力でした。
(何年かあと、大阪・海遊館近くのサントリーミュージアムで
同じ映画を見ました。こちらは字幕があったので分かり易かった
です)

23日、昼の飛行機でバンクーバー発。長いような短いような
旅を終え、7月24日、無事帰国しました。
古い思い出話に長々とお付き合い頂いて、ありがとうございました。

ヴィクトリア(7月21日)

2006-07-21 23:02:29 | 旅の想い出

フェリーでヴィクトリアに渡りました。
古いイギリスの面影が残されている美しい町です。バスで通りを
行く間にも民家の庭にそんな雰囲気が感じられました。


インナー・ハーバーは下町の中心地。バス・ディーポの前に
サンダーバード・パーク、その横にはBC州立博物館があり
ます。


BC州議事堂。いろんな建築様式が混在していますが、重厚な
感じの建物です。
ドームの天辺からこの島の発見者、ジョージ・バンクーバーの
銅像が見下ろしています。


ブッチャーズ・ガーディン。石灰岩を採掘した後に、所有者の
奥さんが花の種を撒いたのが始まりですが…。


今や世界有数の花園で、年間の訪問者100万人。
これは「星の池」の睡蓮です。
始めはブッチャー氏がこの池で鯉を飼おうとしたのですが、何度
もカワウソやアライグマに鯉が襲われて諦めたいうことです。

バンクーバー (7月20日)

2006-07-20 11:31:00 | 旅の想い出
マーシャル夫妻と再会を約して分かれ、バンクーバーへ。


カナダ西部の玄関口、この国3番目の大都市は近代都市の活気と
豊かな自然の安らぎが見事に調和しています。
スタンレーパークからヨットハーバー越しに見るダウンタウン。
左の特徴的な建物はもと万博のカナダ館で、今は国際会議場に
なっています。


スタンレーパークは市の北西部にある1000エーカー
を越える大公園。
周囲は10㎞もあるので3分の一ほどを歩きました。
その一部、ここはトーテムポール・パークです。


夕方の町に出ました。
この銅像の人物はバンクーバー最初の入植者で、
のちの町発展の基礎となるホテル兼酒場を作った
ギャシー・ジャックです。


それでこの辺りはギャス・タウンといいます。
これは有名な蒸気時計。15分ごとに蒸気の力で
メロディーを奏でます。それにしても、今は
「午後」8時45分。まだ町はこの明るさです。

クリムズン・レイク (7月19日)

2006-07-19 06:45:04 | 過去の今日

町から14㎞離れたクリムズン湖へハイキングに行きました。
これは2200m下の湖底から石油を汲み上げているところです。
昔見たジェームス・ディーンの映画「ジャイアンツ」を思いだし
ました。

樹木や草花の名前を教えて貰いながら、ゆっくり3時間かけて
湖の周囲を10㎞歩きました。マーシャル夫妻は二人とも博物学
専門で、植物や動物にはとても詳しいのです。


町に帰って「歴史博物館」を見学しました。19世紀の原住民の
歴史や生活…


毛皮交易の様子などが展示してありました。
明日は10日間もお世話になったマーシャル夫妻とお別れ。
この夜はお別れパーティを開いてくれました。

休息日(7月18日)

2006-07-18 08:19:48 | 過去の今日
昨夜(といっても1998.7.17)、ジャスパー、バンフ、ヨーホー、三つの
国立公園5日間のハイキングを終えて、ロッキー・マウンティン・ハウス
のマーシャル邸に帰りました。
今日は洗濯をしたり、市内見学をしたり。


Rocky Mountain House はカナダ西部、カルガリー北西約200㎞
にある小さな町です。かっては毛皮貿易で栄えましたが、今は
農業と牧畜、そして石油と天然ガスの町。
これは、メインストリートにある教会の前から向かいの商店街を
見たところです。


町の体育館でフリーマーケットが開かれていました。日本への
お土産に特産のジャーキーなどを買いました。

夕方、雷鳴のあとに大粒の雹が降り、セントバーナード犬のミツ
が怯えて居間の方に上がってきました。
ナネットさんに「この怖がりの臆病ネコめ」と叱られていました。

ビッグ・ラーチ・トレイル(7月17日)

2006-07-17 07:42:29 | 過去の今日
ヨーホー国立公園レイク・オハラへは、徹底した自然保護のために
一日2台(60人)に限られたバスに乗るか、13㎞の道を歩くほか
ありません。標高2,000mにあるこの湖を起点にさまざまなトレイル
(コース)が設けられています。


私たちの選んだトレイルは名の通り、カラマツの美しいところです。
岩屑の道のジグザグ登りで稜線に出ると、眼下にエメラルド色に光る
レイクオハラ、その後ろにはクラスター岩峰群が立ち並んでしました。


湖から標高差400mを登ってAll Soul's Prospectに着きました。
この峠からは少し下りになります。


雪を頂く岩峰群に囲まれた静寂な別天地「バビロンの空中庭園」
ここでランチを食べて、午後は再び高度を上げていきます。


二つ並んだ湖、ムーア湖とハンガビー湖を見下ろしながら、ガラ
ガラの岩の道を登って行きます。


ハンガビー湖(奥の方の湖)の畔に降り立つと、大きくUターン
する形で短いが急な登りになります。右は急な岩壁、左は急崖で
ちょっと北穂の南陵のようなところを通っています。
ここを越すと急な下り道から、なだらかな林の中の道となります。
バスの時間がせまり、最後はオハラ湖畔を走るように急ぎました。


山から下りて…(7月16日)

2006-07-16 17:09:24 | 過去の今日

まずアッパー・ホット・スプリングに浸かりました。温泉というより
遊泳禁止の温水プールといった趣きでした。そのあと、
夕方から晴れ上がったので、ゴンドラでサルファー・マウンティン
に登って、展望台から雄大な展望を楽しみました。


バンフの町は人口3500人。そこに世界中から観光客が集まります。
繁華街にある長老派教会。空は午後9時近くでもこの明るさです。


ナネットの誕生祝いとアランへのお礼を兼ねて日本料理店へ。
寿司もテンプラも安くて美味しかったです。二人とも大の親日家で
お箸の使い方は私より上手でした。