昨年の東日本大震災で茨城県内の鹿行大橋(長さ404メートル)
の中央約60メートルが落ち 走行中の車1台が転落 運転者1名
がなくなりました。
この事故は 大震災の報道ラッシュの影であまり知られていません。
事故概況としては この橋は建設から43年 震度は6強でした。
橋の管理者は茨城県 震災1週間前の点検は 「異常なし!」
点検方法は職員が車の中から見るだけ・・・・・・・これが現実です。
点検の知識や技術を持つ職員がいない自治体は46%だそうです。
一般論ですが 点検する能力の無い職員が点検しても 公費で
ドライブしているに過ぎません。
米国では1960年代以降 災害時 老朽化した橋が落ちる事故が
相次ぎ 多数の死者を出しました。
日本は地震国です。いつ地震がおきてもおかしくない国です。
信頼していた橋が 地震発生時 突然壊れ 空中滑空する車内の
恐怖は想像するだけでも 身震いします。
ある新聞社の調査では 橋の点検をしていない自治体数は107
建設ラッシュから50年 老朽化は確実に進んでいきます。
自己防衛は 「古い橋は通らないようにする」 しかなさそうです。