タイの洪水は首都バンコクに甚大な被害をもたらしました。
はけきれない洪水の流れを左右に振り分け 首都バンコク
の中心部を洪水から救おうとした動きは考えさせられます。
中心部は 他を犠牲にしても守るべき 価値ある市街地
迂回させられた洪水で 被害をこうむった人々の嘆きは
政府に届き 救済されるのでしょうか
「今回の洪水は 想定外 何十年に1回あるかどうかの確率
なので仕方がなかった」 とのお金持ちグループの意見。
これからも お金持ちグループは リスクある土地を守るため
膨大な予算を必要とし 原資は広く庶民への増税となります。
・・・・・・なんとなく 福島と似ています。
一部のお金持ちグループと 一般庶民の関係は万国共通です。
東京都内にもバンコクと似たような地区があります。
江戸川区の約7割は 満潮面以下のゼロメートル地帯
すり鉢のような地形で 一番底は満潮面より 約3.5m
位低いそうです。
想定外の洪水があれば 水は低いところに流れ込みます。
逆の流れはポンプアップしかありません。
想定外の「ポンプ作動せず」があれば 自然の法則通り
すり鉢に なみなみと水を貯めるでしょう。
江戸川区は 「江戸川・利根川・荒川が氾濫しない」との
想定で街が成立しています。
これからも 各川の堤防を高く積み上げ 膨大な予算を
使い続けることになります。
将来 大洪水が発生した時 都内中心部を守るため
守られていたすり鉢が突然 調整池に変わることも
ありうるかもしれません。
リスクある土地は それなりの評価で街つくりすることが
自然だと思います。