先々週急落して話題となったスルガ銀行の株価は 翌日から順調に持ち直し
先週末には急落株価から233円高となりました。
スルガ銀行としては 「不正に行員が関与した例はなく 不動産業者による
資料改ざんを見抜けず融資が実行されたことは遺憾であり 今後は一層の
チエックを徹底していく」 で丸く収めたいようです。
スルガ銀行は 融資物件の運営がうまくいかなくても 債務者は比較的高給
取りのサラリーマンが多く 給料の差し押さえや 最悪の場合連帯保証人から
の資金回収が出来ると踏んでいるはずです。
金融庁も今回の問題発覚以前は 現在の融資不調時に順調に融資案件を増やし
続けたスルガ銀行を高く評価し 各地銀にスルガ銀行のビジネスモデルを紹介
いていたようです。
もともと銀行は 「晴れの日に傘を貸し 雨の日に傘を取り上げる商い」 と
言われています。
映画の世界では 「ネクタイを締めたヤクザが真綿で首を締め上げる」 との
表現もあります。
経済を活発化するにはお金が流れ続けることが大事です。
ビジネスモデル的には多少問題があっても 有り余ったお金の融資先を求めて
金融業界が模索する時代が続きそうです。
スルガ銀行の株価がこれからの流れを示してくれそうです。