長かった倉庫火災がやっと鎮火のめどがついたようです。
菅官房長官も異例のコメントを発表をして 火災が長引いた原因を詳しく検証
するように求めていました。
建物が複雑な構造であることや継続的な消火活動が困難であったことが火災が
長引いた原因との判断ですが 検証が進むと新たな事実が出てきそうです。
一方 消防本部では
① ダンボールやコピー用紙など燃焼しやすい商品が多いこと
② 建物面積が大きいこと
③ 建物の2階と3階に窓がほとんどなく放水が難しい
④ 火災が進むと屋根が崩れる恐れがあるため消防隊が中に入れ
ない等のコメントを発信していました。
なぜダンボール燃え始めたのか?
火災の初期段階でなぜスプリンクラーが効果的に消火できなかったのか?
疑問は尽きません。
昔 不沈戦艦と呼ばれた巨大戦艦が連続攻撃で撃沈されるドキュメンタリー
を見たことが有ります。
限られた予算の中で最大効果を出すため予算配分に強弱をつけ その弱部分
が致命傷となって 海の藻屑となる流れです。
一端火災になると 火災を止められない巨大倉庫の設計は問題です。
非常時は一体の巨大倉庫が防火区画で分断され延焼を防ぐ構造が必要です。
取扱商品が燃焼時どんな有害物質をだし 不完全燃焼時どんな有害物質を
出すのか想定し 対策が準備されるべきだと思います。
今回の火災で法整備が増々複雑になりそうです。
我が家の菜園では再生ねぎが便利野菜として活躍しています。
温度計の左にあるネギは 昨年12月に食べたネギの根のある部分を再生させたものです。
年末に安売られている泥ネギの束を一度畑に植え 料理に使うとき必要な本数だけ畑から
掘り起こして食べます。
その時 ネギの根がある部分約3cmをビニールポットに植えつけておくと2ケ月位で
写真の様なネギ苗に成長します。
再生ネギの成長は早く 地植えしてあげると約半年で並みのネギに育ってくれます。
サンルーム内では盆栽トマトやレタスを育てていますが その脇にネギの根の部分を
植えたビニールポットを置くだけで簡単にネギが再生してくれます。
再生ネギの栽培は 「もったいない精神」 を満足させてくれるのでこれからも続けて
いこうと思っています。
家庭菜園は いろいろな小さなこだわりを楽しませてくれる趣味の世界です。
まだ倉庫火災が鎮火しないようです。
燃えるものが無くなるまで火災が続くのでしょうか?
消火活動の証が残るように多少でも燃え残しがほしいものです。
今日の午後 0:55から 「タワーリング・インフェルノ」 の
テレビ番組あります。
大きな建物を企画できる裕福層や一番高い建物・一番大きい建物
大好き設計士にぜひ見て頂きたい映画です。
消防士役のスティーブ・マックイーンが意味深な言葉を投げかけます。
何年前に見たのか忘れましたが 記憶にずーっと残っています。
消防士が設計士に 「あまり無理な設計はしないで! 今度設計する
時は相談して!」 との忠告です。
お金持ちはより多くのお金を求めて業務の集中・効率化を図り 技術を
売り込み名前とお金を求める建設部隊は他人のお金で限界に挑戦します。
一端火災が起きた時の炎の恐ろしさを一番知っているのは消火活動に
従事している人達です。
今なお燃え続ける倉庫が限界を超えてしまった現実だと思います。
あとは法改正で補正する流れとなりそうです。
アスクル物流倉庫火災がまだ鎮火していないそうです。
16日(木)AM9:15 「ダンボールが燃えている」 の一報
から4日以上燃え続けていることになります。
スプリンクラー設備が有っても火災の延焼が止まらず燃え続けた
原因を解明して頂きたいものです。
「可燃物は条件が揃えば燃え続ける」 と思い知らされた火災です。
現在 消火作業が全力で行われていると思いますが 「条件」 を
取り除くまでに至っていないようです。
何重にも検討された防火設備も 一端火災になると延焼を止められず
想定外の新たな事実が報告され 法改正へとなる流れです。
タワーリング・インヘエルノで消防士が呟いた言葉を思い出します。
「消火作業が困難な高層建物を設計する時は事前に相談してくれ」
今回は 「消火活動が困難な巨大倉庫を設計する時は事前に相談
してくれ」 との呟きが聞こえます。
設計担当者が問い詰められ 青ざめている姿が目に浮かびます。
今回の火災で 最高燃焼温度が何度まで上がったのか検証できれば
巨大倉庫の設計基準の改善につながると思われます。
一定以上の熱のかたまりにしてしまうと 放水で消火できる仕組み
が成立しないのかもしれません。
消防士さんに消火できる規模を聞いて設計したほうが良さそうです。
今日は春の様な気温で 久々室内では暖房無しで過ごせました。
家庭菜園作業には丁度良い気温ですが 生憎春一番の風が吹き
荒れ 屋外の作業は中止しました。
テレビを見れば 昨日からのアスクルの物流拠点火災は未鎮火。
天気予報は強風を予想・・・・・取りあえず空売りの入力作業。
サンルーム内は室温25度 湿度も低く 盆栽トマトの葉が萎れ
かかっています。
大急ぎで水やり作業をして何時もの姿に戻しました。
(画像をクリックして拡大すれば見えます)
春は もう近くまで来ているようです。
恒例の男爵ジャガイモの植え付けもそろそろです。
家庭菜園はこれから忙しくなります。
最近は 長男・長女の結婚が増え 庭付きの実家を引き継ぐ
ことが多くなりました。
築25年越えの実家の庭には植木が所狭しと植えてあることが
多く 年1回の植木屋さんの出費も必要となります。
植木好きの方なら問題が有りませんが 植木が得意でない人に
とっては困った問題です。
対策としては植木を処分して駐車場にするとか 一部家庭菜園
として利用する方法等が有ります。
今回は 「今ブームの家庭菜園つくり」 の手順を紹介します。
① 残す植木と処分する植木を決めます。
② 処分したい植木は 友人・知人に声かけして貰い手を探します。
③ 貰い手がいないときは処分するしかありません。
④ 植木が処分出来たら利用可能な広さで菜園計画を立てます。
⑤ 農作業で必要な道具をリストアップします。
スコップ・鍬・支柱・麻ヒモ・黒マルチ・不織布・ネット・ハサミ
ジョウロ等・・・・他にもその都度必要なものが出てきます。
⑥ 農作業で使う道具をどこに収納するか?・・・・スチール物置?
⑦ 一年の栽培計画を立てる。・・・・・・野菜の植え時を守る計画
初めての家庭菜園は 小さめにスタートすることをお勧めします。
まずは初めての収穫で採りたての野菜を味わい 「もっとほかの野菜
も育てたい」 との欲が出てから順に拡大するのがベストです。
育てた野菜を人にあげて喜ばれ・褒められるとさらに欲が出てきます。
ここまで来れば 真夏の農作業も 真冬の農作業も辛くなくなります。
無理な計画を立てず 原価ゼロ円の太陽の恵みを味わいましょう。
前回 全国で中皮腫で発病し亡くなれている方が増えていることを
紹介しましたが 石綿(アスベスト)が原因と判断できない肺がん
患者を含めると石綿被害者数は更に増えると思われます。
私は現在病気無しの健康体ですが 石綿を吸い込んだ可能性はかなり
高いと思っています。
22年前の阪神・淡路大震災が発生した後 会社指示により明石市に
転勤し 約一年間震災跡地で建築業務をしていました。
当時 解体業者は引っ張りだこで 連日 休日なしで作業が行われていた
ようです。
震災で壊れた建物をさらし続けると 会社の技術力・施工能力の評判が
落ちるので 0点のテスト用紙を隠すように我先にテントを張り 解体を
急いだようです。
今思えば 解体時の養生シートも雑で 細かな粉じんが宙に舞い 時々
首の回りがかゆくなることが有りました。
当時は石綿被害に対する知識もなく マスクをすることなく 震災地を
行き来していました。
6年前の東日本大震災でも 仙台市の被災ホテルで 業者が石綿の除去を
しないまま解体作業を進め 国の基準の36倍の飛散が確認されるなどの
例が相次いだそうです。
石綿は繊維が極めて細く 吸い込んだことを自覚出来ないまま 数十年の
潜伏期間を経て病気が発症するため 「静かな時限爆弾」 とも呼ばれます。
22年前に石綿を吸い込んでいる可能性は高いと思いますが 今のところ
何も自覚症状が無いので安心しています。
大災害時の石綿被災は避けられないと思いますが 通常の解体工事で石綿が
飛散することのないように十分な対策をして頂きたいものです。
特にこれから長い人生がある子供達には石綿を吸わせない対策が必要です。
最近 インターネットで野菜栽培に関する広告を目にすることが多く
なりました。
暮らしに余裕を求めて 趣味と実益を兼ね 安心・安全な野菜栽培
に挑戦している家族が増えているようです。
私も自宅を建てる前は さいたま市の運営する農園でしばらくの間
野菜栽培をしていました。
市の農園は 毎年抽選制度なので必ず継続できるとは限らず 地力
をつける堆肥でなく即効果の出る化学肥料での野菜栽培となります。
3年後 「美味しい野菜は土つくりから始めなければ・・・・」 との思い
込みが有り 時をかけて家庭菜園の出来る戸建取得となりました。
野菜栽培には野菜の種類によって必要な知識が必要で 経験者から聞いた
ほうが上手く栽培できるようになります。
市や農協が運営する農園は 「利用料金は安いがただ畑を貸してくれるだけ」
の場合が多く 野菜栽培にはかなりの努力が必要となります。
管理人が栽培指導までしてくれる貸農園は便利ですが それなりの利用料が
かかるようです。
現在貸農園事業に積極的に取り組んでいる会社は次の会社です。
① 都心中心で展開している 「まちなか菜園」
② 都心・都心周辺ベットタウンで展開している 「シェア畑」
③ 郊外で展開している 「マイファーム」
それぞれ特徴があり利用料にも違いがあるので比較検討することをお勧めします。
栽培指導がいる貸農園で基礎知識を覚えてから 利用料の安い市や農協の運営
する貸農園に進んだほうが失敗が少ないと思います。
最終的には将来の継続が約束されていない貸農園から 自宅の庭での家庭菜園が
便利だと思います。
自宅の庭での家庭菜園つくりは新築時だけとは限りません。
現在 植木が沢山植えられている庭でも 家庭菜園つくりは可能です。
次回 手順を紹介します。
先日の新聞によると 英国では中皮腫による死者は年間2500人
を超えているそうです。
日本でも2015年に年間1500人越えとなり その後も増え続けて
いるようです。
中皮腫はがんの一種で発症原因は石綿(アスベスト)の粉じんが原因
と考えられています。
英国では日本より早くから石綿を使ったため中皮腫の発症も日本より
早く始まり 対策も進んでいます。
現在 日英とも石綿を新たに使用することは禁止されていますが 建物
によっては建材の中に石綿が大量に残っています。
こうした建物を改築や解体する時は 慎重に石綿を除去する必要がある
ため 英国では除去業者の免許制度が確立されています。
日本では残念ながらそのような仕組みがなく 安さ第一で請け負う業者
がより多く残る傾向になっています。
改正大気汚染防止法で業者への規制を強化したが まだ仕組みが不十分
で抜け道があるようです。
東京五輪に向けて解体工事が増えています。
築年数が古く 鉄骨で規模の小さい複合商業施設等の石綿を多く使って
いる建物は特に注意が必要です。
大きな建物の解体工事は人目をひくので 比較的良心的に作業が進め
られますが 小規模な建物は発注者も請負業者もお金をかけたくない
ので対策が不十分なことが多いようです。
石綿は吸い込んでも直ちに症状は出てきません。
潜伏期間が数十年と長く 発症しても原因を立証するのはかなり困難です。
石綿が飛び散りそうな建物解体現場に近づかないことをお勧めします。
菜園に降った雨が流れ出ず 浸み込みが遅いなら 排水設備を設置する
しかありません。
菜園の低い場所を選んで排水桝を掘りました。
そして約1万円の排水ポンプを設置して雨水対策は完了しました。
いきなり排水ポンプの答えが出せたわけではありません。ひしゃくで
汲み出す期間も半年ほどありました。
次に粘土質の土壌対策 これも苦労しました。
土の入れ替えをすれば簡単ですがお金がかかります。
深さ30㎝の入れ替えで約8㎥ 私の概算ですが手間を含んで約10万円
これでは1本1000円のダイコン時代が長くなり 大いに悩みます。
時間がかかっても仕方がないと 取りあえず牛糞堆肥や腐葉土を10袋づつ
買い込み菜園にまいて耕してみました。
ネコの額ほどの小さな菜園ですが 20袋程度の肥料では軽く呑み込まれ
大した効果が感じられませんでした。
新しい野菜を育てるとき その都度許される予算内で堆肥を買い 長期戦
で改善するしかありません。
対策としては コンポストを購入して台所の生ごみを中心とした堆肥つくり
を行い 菜園に入れ続けることになりました。
塩分と油を除いたすべての生ごみは18年間で相当量菜園に入り続けています。
「継続は力なり」 は数年たってから感じられるようになりました。
今思えば 20年間 一連の苦労をよくこなしたと思います。
野菜栽培が楽しいので苦労も良い思い出となっています。
陽当りの良い庭やバルコニーがある方 家庭菜園をお勧めします。
菜園の問題確認から始めました。
① 菜園の水勾配が無いため 長雨時雨水が外へ流れ出すことなく溜まる。
② 長雨後溜まった雨水が 雨がやんでも浸み込むのに1日以上かかる。
③ 雨でぬかんだ土は粘り気があり 長靴の底にからみつく。
④ 雨降り後 1週間以上晴天が続くと土の表面にひび割れが発生する。
⑤ 雨降り後 スコップで掘り起こした土がそのままの形状で固くなる。
⑥ 通路として利用している所は スコップが差し込めないほど固い。
そこで菜園に穴を掘り土の状態を調べました。
地表面から30㎝位までは軽く掘れましたが その後は硬さが増してきました。
深さ1m掘るとスコップが跳ね返されるほど固い土となり掘るのを止めました。
掘り起こした土はやや粘り気のある 田んぼの土に似ています。
周囲の環境から この土地は以前は田んぼで盛り土したことが想定されます。
この敷地は粘土質土壌なので 菜園として利用するには土壌改善が必要です。
土壌改善はいろいろな方法がありますが 第一前提はお金がかからないこと。
時間がかかっても 安上がりな方法で試行錯誤しながら改善し続けました。
具体的な土壌改善は次回に紹介します。
我が家の家庭菜園は住まいの完成から始まり約20年経過しました。
最近は 化学肥料に頼らなくても野菜が良く育ち 家族の健康維持や
家計に貢献していると思います。
20年前 初めて自分の土地で野菜が栽培できることに喜びを感じ
なにもない更地にメロンやトマトを植えました。
狭い敷地のため 菜園として利用できるのは約15畳(7坪)位ですが
何もないと意外と広く感じました。
菜園の東側をやや土盛りした状態にしてメロンを植え つるが四方に
伸び待望の雌花に小さなメロンを感じたときは大きな喜びでした。
トマトも10本ほど苗を植えつけたところ 順調に育ち沢山の実が付き
思いっきり 大玉トマトにかぶりつけると期待していました。
「野菜栽培は簡単!」 と思っていましたが 長雨が1週間ほど続いた後
晴天となった日 トマトに急変が起こりました。
あれほど元気に育っていたトマトが急に萎れだしたのです。
それも10本一斉に急変です。・・・・・病気の兆候は無いのに??
原因もわからず 取りあえずトマトの周りにある水たまりをバケツで
すくい排水溝に捨てる作業をしました。
長雨の後 晴天の強烈な太陽光で萎れた位に思っていましたが事態は
深刻でした。
曇った日はやや立ち直る気配を見せますが 晴れると又萎れ 結局
一週間後に全滅となりました。
原因は菜園の排水性の悪さです。
次回 我が菜園の土壌問題とその改善策を対策順に紹介します。