九州電力が事業用太陽光発電で 国策事業伝家の宝刀「出力抑制」
を実施して 不安を感じている事業者が増えたと思われます。
引き続き 一般家庭での太陽光発電による余剰電力買い取り制度の
終了が 2019年11月から契約順に始まります。
一般家庭からの買い取り期間が10年と定められていることは記憶に
あると思いますが その後の対処法について考えている人は少ないと
思われます。
資源エネルギー庁の担当者は 「各家庭の生活スタイルに合わせて準備
を進めてほしい」 とさりげないアドバイス・・・・・・。
現在 太陽光発電設備で電力を売っている契約者には 期間終了の半年
ほど前をめどに通知が届くそうです。
最悪 何も手続をしなければ無償で電力会社に送電されます。
自家消費するには 蓄電池等を整備する必要があり 200万円位の
投資が必要となります。・・・・年金暮らし世帯では重荷です・・・・。
残された選択肢は新たな売電先を探すことになります。
追い詰められた売電希望者は 厳しい状況下でしぶしぶ新たな業者と
契約をする羽目になります。
今まで最高の売電価格 48円/1キロワット時を味わった人が 契約終了
後 10円/1キロワット時を受け入れなければならないこともあるかも
しれません。
2019年で53万世帯 2023年までに延べ165万世帯と悩める
世帯が多いので売電希望者の立場は芳しくありません。
国策で推奨された太陽光発電ですが 先行しているドイツの事例を検証
すれば 将来は明るくないようです。
今日は しばらく立ち寄ることのなかった市立浦和博物館を
覗いてきました。
以前人面画土器を見ようと出かけたところ たまたま大英博物館
に出張貸出中で現物が展示されていなかったのですが 今日は
写真に撮ってきました。
(写真をクリックすれば拡大して見えます)
縄文時代晩期の作で作者不明 馬場小室山遺跡で発掘されました。
他にもいろいろな土器が有ったので もう一作品を紹介します。
縄文時代後期の作で作者不明 馬場小室山遺跡で発掘されました。
縄文時代は紀元前13000年から紀元前2300年位までの期間
で 前期・中期・後期・晩期と区分されているそうです。
馬場小室山遺跡の最下層には縄文中期の集落が確認されているようで
その上に後期・晩期とおよそ2000年間にわたり いくつもの住居
や貯蔵穴などの遺跡が創意的に積み重なっているそうです。
人面画土器が焼きあげられたころは 見沼たんぼは遠浅の海状で馬場
小室山遺跡が浜辺から少し小高い丘状になっていたと思われます。
目の前の人面画土器が 大雑把で4500年位前に縄文人の手で作られ
焼き上げられたものとはなかなか信じられません。
身近な見沼たんぼですが 時の流れを想像させる夢ある緑地です。
免震・制振装置の性能検査データ改ざん問題が話題になっていますが
さいたま市役所にも問題装置が設置されていたようです。
製造・出荷業者は川金ホールディングス・・・・・・・・KYBの次に問題が
発覚した業者です。
さいたま市役所に設置された装置の数は122本 そのうち12本が検査
データを改ざんした装置だったそうです。
約10%のデータ改ざん・・・・・・・「悪い仕事をしてますねー。」
問題装置の交換はお金がかかり 後ろ向きの仕事です。
KYBでは問題装置の取り換え負担等で9月中間連結決算は 最終利益が
119億円の赤字となったそうです。
川金ホールディングスもどんな決算になることやら・・・嘘は高くつきます。
来年から外米の輸入が多くなり 米の値段が大幅に安くなると期待していた
のですがそれほど安くならないかもしれません。
理由は 今年から米の減反政策が無くなり 自由に米作りが出来るように
なったので米の大増産 ➡ 米の値段が下がる・・・・・更に外米が輸入
されるのでダブルの値下げ圧力と希望的予想。
ところが日本経済新聞の記事では 「今年の米増産は1%にとどまる」
とのことで増産による値段の下げは期待薄となりました。
米増産にならなかった理由は 転作補助金制度や高齢化による生産意欲の
減退等が考えられます。
農家の高齢化が進めば米農家の廃業や転作が進み 高価なブランド米だけが
生き残り 庶民米は外米になるかもしれません。
年末の12月30日 「TPP11」 が発効するそうです。
日本への輸入品で価格が下がる品目は 米・牛肉・豚肉・小麦・
バター・脱脂粉乳です。
新春の安売り目玉でオーストラリア産牛肉が期待できそうです。
ニュージーランド産の乳製品も手ごろな価格になりそうです。
日本の畜産業は外国よりも生産規模が小さい施設が多く 生産
効率が低いため 輸入品より価格競争力が弱めです。
政府は国内農家への経営支援を講じるそうですが どんな部門に
バラマキ予算を組むのか 工夫の為所です。