ザ・ブリュースター・カレイドスコープソサエティーのコンベンション「フィエスタ オブ カラー」が、5月11日から14日まで、アメリカのニューメキシコ州、アルバカーキで開催されました。参加者は200名ほどで万華鏡作家、コレクター、小売業者など、万華鏡に携わる異なる立場の人々が集い、新作の発表があったり、作家が自分の作品を並べて、万華鏡ショップやギャラリーとの取引をする場であったり、コレクターの人が直接作家と話しながら、気に入ったものを買うことができる場にもなっています。今回で18回を数えるこの集まりに、アメリカ各地から、日本から、またイギリス、ドイツなどから参加者がありました。万華鏡を見て楽しみ、愛好者同士の交流を深めるフレンドリーな雰囲気の集まりです。最大の楽しみは各作家による新作発表です。これからしばらくの間、このコンベンションで発表されたすばらしい作品をご紹介していければと考えています。
今回ご紹介するのは、日本の新進ガラス作家、佐藤元洋さんの作品です、タイトルは「碧水」、青く深く澄んだ水という意味で、映像イメージからその名前をつけたそうです。この万華鏡のユニークなところは、ミラーシステムの代わりにプリズムを使っているところで、万華鏡の筒にあたる部分が同時にミラーシステムの役目を果たしています。台座の部分は板ガラスの層なのでかすかにその重なりのラインが見えます。プリズムの材質はクリスタルでとても透明感があり、写真に撮ると周囲が映りこんでしまうので直線的なラインが見えづらいのですが、いかがでしょうか。その工程は佐藤さんによると「ひたすらガラスやクリスタルを磨く、磨く」ことだったとか・・滑らかに回転するオブジェクトセルも、オブジェクトの数々も丁寧に作られて、彼のテーマのひとつである「水」をきれいに表現しています。
作家さんがアメリカまでこのような作品を持ち込むのはいつも大変な労力を伴うことで、セキュリティーチェックで梱包を解かなくてはならないこともしばしばあるそうです。今回もそのような場で、期せずして披露された彼の作品にその場に居合わせた人が群がって歓声を上げたそうです。6月には東京でこの作品が披露される機会があると伺っています。
今回ご紹介するのは、日本の新進ガラス作家、佐藤元洋さんの作品です、タイトルは「碧水」、青く深く澄んだ水という意味で、映像イメージからその名前をつけたそうです。この万華鏡のユニークなところは、ミラーシステムの代わりにプリズムを使っているところで、万華鏡の筒にあたる部分が同時にミラーシステムの役目を果たしています。台座の部分は板ガラスの層なのでかすかにその重なりのラインが見えます。プリズムの材質はクリスタルでとても透明感があり、写真に撮ると周囲が映りこんでしまうので直線的なラインが見えづらいのですが、いかがでしょうか。その工程は佐藤さんによると「ひたすらガラスやクリスタルを磨く、磨く」ことだったとか・・滑らかに回転するオブジェクトセルも、オブジェクトの数々も丁寧に作られて、彼のテーマのひとつである「水」をきれいに表現しています。
作家さんがアメリカまでこのような作品を持ち込むのはいつも大変な労力を伴うことで、セキュリティーチェックで梱包を解かなくてはならないこともしばしばあるそうです。今回もそのような場で、期せずして披露された彼の作品にその場に居合わせた人が群がって歓声を上げたそうです。6月には東京でこの作品が披露される機会があると伺っています。