木工の万華鏡を作る作家さんは、外観のデザインが皆さん個性的で、見ただけでこれは誰の作品かわかることが多いのですが、その中でも独自のデザインと機能性を追求し続け、進化しているのが、このヘンリー・バーガソンです。ニューイングランド生まれで大学では機械工学を学び、船の仕事に携わっていましたが、大西洋で難破するという経験を経て、人生観が変わったそうです。コロラドの山中に移り住み、自分の力でできる、より創造的な仕事を目指した彼が出会ったのが万華鏡でした。この環境が何よりも気に入って工房を構え、1987年から製作を続けています。
美しいラインを描く木材と磨かれた真鍮のコンビネーションがひとつの特徴ですが、この「インバージョン」という作品でもそれぞれのセルの縁取りに真鍮が使われ、アクセントとなっています。滑らかで美しい木の表情は暖かさを感じさせるし、触ったときの心地よさも魅力のひとつです。造形デザインは、木の生命(いのち)を表現しているように思えます。オブジェクトセルは黒い背景のセル、白い背景のセル、透明なセル(裏と表の2種類の表情)が簡単に交換できるので、4種類の楽しみ方ができます。光源を内蔵していて、スイッチを押すとオブジェクトセルに光があたります。しばらくすると自動的に消えるシステムです。姿の美しい万華鏡だと思うのですが、この写真で伝わりますでしょうか。
美しいラインを描く木材と磨かれた真鍮のコンビネーションがひとつの特徴ですが、この「インバージョン」という作品でもそれぞれのセルの縁取りに真鍮が使われ、アクセントとなっています。滑らかで美しい木の表情は暖かさを感じさせるし、触ったときの心地よさも魅力のひとつです。造形デザインは、木の生命(いのち)を表現しているように思えます。オブジェクトセルは黒い背景のセル、白い背景のセル、透明なセル(裏と表の2種類の表情)が簡単に交換できるので、4種類の楽しみ方ができます。光源を内蔵していて、スイッチを押すとオブジェクトセルに光があたります。しばらくすると自動的に消えるシステムです。姿の美しい万華鏡だと思うのですが、この写真で伝わりますでしょうか。