万華鏡の楽しみ ガラス色の幸せ

万華鏡の魅力、ガラス色の幸せを伝えたいと思います

黒い背景に独自の曼荼羅映像を表現するナップ夫妻

2007-10-18 21:59:38 | 万華鏡ブログ
カレイドスコープルネッサンスという大きな流れを生み出したコージー・ベーカーさんは著作の中で、「ランディー&シェリー・ナップはただ万華鏡を製作するのではなく、万華鏡に命を与えている」と書いています。そして、「ガラスや木工の技術」と「色に対する強い思い」が素晴らしい作品に結びついていること。また「万華鏡を生み出すにあたって一番好きなところは、新しい作品のデザインをすること」というランディーさんの姿勢を証明するように、次々に限定版やシリーズ作品、一点ものなどを製作していることなどが、書かれています。
これは今から14年も前に書かれたものなのですが、今の彼らも、その姿勢や想いは変わることなく、さらに進化し続けていることに、大きな感動を覚えます。
「トワイライト」という作品で、「黒い背景のオブジェクトセル」を取り入れて以来、その先駆者の中に数えられるナップ夫妻ですが、その頃からずっとこのタイプのセルを作り続け、魅力的な映像を生み出すためのオブジェクトにも大きなエネルギーを注いできました。今私達が見るこの万華鏡映像もそうやって生まれてきたものだと思うことで、作家さんの想いに近づく気がし、一つ一つの変わっていく映像を心をこめて見続けたいと思うのです。
昨日ご紹介した「ザムカ」(パステルイメージ)の映像です。
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