細井厚子さんの万華鏡は、オブジェクトの選び方が独特です。色の数をできるだけ抑えて映像に静かな雰囲気が漂います。この万華鏡は長さ15cmほどのグリーンの筒で、ドライセル 2ミラー4ポイントの映像を見せる作品で、ガラスオブジェクトはほとんど白です。ほかに少しのグリーンとほんの少しの黒と赤ですが、映像はその白いガラスの生み出すほんのりとした光と、かすかに映される色を感じます。白なのに暖かさを感じるから不思議です。
そして白という色にもいろいろな見え方、色合いがあることを感じます。ガラスだからこそ、微妙なニュアンスが伝えられるのでしょうか。
横からオブジェクトセルを覗くと、真っ白、透き通った白、透明なガラスに白いラインなど、それは繊細なオブジェクトの数々が見えます。黒い背景に浮かび上がる白い花、天使の羽、レース模様、雪景色・・・そんな映像展開にうっとりです。
そして白という色にもいろいろな見え方、色合いがあることを感じます。ガラスだからこそ、微妙なニュアンスが伝えられるのでしょうか。
横からオブジェクトセルを覗くと、真っ白、透き通った白、透明なガラスに白いラインなど、それは繊細なオブジェクトの数々が見えます。黒い背景に浮かび上がる白い花、天使の羽、レース模様、雪景色・・・そんな映像展開にうっとりです。