万華鏡の楽しみ ガラス色の幸せ

万華鏡の魅力、ガラス色の幸せを伝えたいと思います

宇宙のロマン

2008-06-05 23:15:08 | 万華鏡ブログ
IKA国際万華鏡協会展は、日本に万華鏡の作家さんが生まれるように、そして作家ものの万華鏡が受け入れられる土壌ができるように、国際万華鏡協会を主宰なさっているギャルリーヴィヴァンの緒方さんが種を蒔き、育ててきた万華鏡展です。
そして万華鏡を作っていこうとする人たちにとっても、公開された場で自分の作品を見てもらったり、評価してもらう機会となるので、1つの目標として力を込めた作品を出品なさっていて、見ごたえがあります。
この作品は沼尻のんさんの「ティア」という大型のパーラー型の万華鏡です。ガラス製の多面体の万華鏡、そしてそれを包み込むように大胆にカットされた鉄板2枚で支える構造、印象的な台座部分のデザインなど、独創性にあふれた外観に圧倒される思いがしました。地球の生まれる過程で双子惑星ティアは地球と衝突し、一部が地球に吸収されたものの消滅していったこと、もし生き残っていたらどんな星になっただろうか?そんなロマンを感じながら創った作品なのでしょう。内部にはふたつのミラーシステムが組み込まれ、ゆったりと回転させるとそれぞれから大きな宇宙が、そして星の誕生が見えるようです。
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