IKA展には何度も出品なさっている作家さんがいらして、今年はどんな作品を作られたのかなと楽しみにしていますが、矢萩弘子さんもその一人です。
今年はこの「ブラック・ロータス」のほか、趣の異なる2点の作品を見せていただきましたが、期待どおり実力を発揮して、独自のアイディアと表現をこめた作品を発表なさいました。
そして、力作が揃った今回の公募展で、みごと最優秀賞を受賞なさったそうです。おめでとうございます。
矢萩さんが書かれたこの作品についてのコメントが、作家さんの思いを伝えていますので、引用させてもらいます。
「今回のテーマが宇宙と聞いて、すぐに満天の夜空のような天目茶碗を思い浮かべました。深い黒の背景に輝く青い星々の光・・・・そんなイメージの万華鏡を創ってみたくなり、こういうデザインとなりました。」
色目を抑えながらも、イリデッセントのガラス、表情のある黒いガラス、アクセントのダイクロイックガラスを美しく組み合わせ、丁寧に組み立てられた本体は、矢萩さんらしいセンスのある造形で、まさに多くを包み込む宇宙の深い黒を表しているようです。正面中央部に光る曲線のラインがオブジェクトセルの一部で、底からの光を受けて光っています。この本体の前と後ろにそれぞれあるオブジェクトセルを回転させて、映像の変化を楽しむ仕組みになっています。「ブラック・ロータス」というタイトルに込められた映像表現はまた次回にご紹介したいと思います。
今年はこの「ブラック・ロータス」のほか、趣の異なる2点の作品を見せていただきましたが、期待どおり実力を発揮して、独自のアイディアと表現をこめた作品を発表なさいました。
そして、力作が揃った今回の公募展で、みごと最優秀賞を受賞なさったそうです。おめでとうございます。
矢萩さんが書かれたこの作品についてのコメントが、作家さんの思いを伝えていますので、引用させてもらいます。
「今回のテーマが宇宙と聞いて、すぐに満天の夜空のような天目茶碗を思い浮かべました。深い黒の背景に輝く青い星々の光・・・・そんなイメージの万華鏡を創ってみたくなり、こういうデザインとなりました。」
色目を抑えながらも、イリデッセントのガラス、表情のある黒いガラス、アクセントのダイクロイックガラスを美しく組み合わせ、丁寧に組み立てられた本体は、矢萩さんらしいセンスのある造形で、まさに多くを包み込む宇宙の深い黒を表しているようです。正面中央部に光る曲線のラインがオブジェクトセルの一部で、底からの光を受けて光っています。この本体の前と後ろにそれぞれあるオブジェクトセルを回転させて、映像の変化を楽しむ仕組みになっています。「ブラック・ロータス」というタイトルに込められた映像表現はまた次回にご紹介したいと思います。