万華鏡の楽しみ ガラス色の幸せ

万華鏡の魅力、ガラス色の幸せを伝えたいと思います

マーブル

2008-06-25 17:31:08 | 万華鏡ブログ
今日は万華鏡のオブジェクト(ミラーの筒の先に置いてその反復映像を楽しむもの)として楽しまれているマーブルについて、書いてみようと思います。Marbleとはもともと大理石や、大理石模様という意味ですが、おそらくすべすべした質感から、昔からビー玉遊びの素材となっていたのだと思います。ガラスで作られたビー玉もマーブルと呼ばれ、ゲームの材料として作られる一方、ガラス作家によって、さまざまな意匠をこらした芸術作品として生み出されるようになり、マーブルそのものをコレクションする人達もいます。丸い球体のガラスの中に、地球や自然や宇宙を表現した素晴らしい具象作品すらあり、とても楽しいと同時に、どうやったらこんな風に作れるのかとその技に驚くこともしばしばです。
そのマーブルを万華鏡のオブジェクトとして楽しむのが、マーブルスコープと呼ばれる万華鏡のタイプです。もっとも万華鏡のオブジェクトとしてのマーブルでは、どちらかというとこの写真のように、ランダムな模様で色の組み合わせが面白いものが、映像の変化も多彩で、一番良いと思われます。一部透き通っていると、奥行きや奥の色も映し出されるので、さらに変化が大きくなります。
気に入った模様が見えたら、その場所で止めて、じっくりと楽しめるのも嬉しい点です。球体という大変オーソドックスな形なので、ミラーシステムを変えたり、ほかのマーブルと交換したりして、楽しみの幅も広げられます。細かいオブジェクトの織り成す動きの変化を楽しむオイルチェンバーやドライチェンバーとはまた違った万華鏡のタイプもぜひ見ていただきたいと思います。
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