万華鏡の楽しみ ガラス色の幸せ

万華鏡の魅力、ガラス色の幸せを伝えたいと思います

スパイラル

2010-10-05 23:04:12 | 万華鏡ブログ
チャールズ・カラディモスさんの最新作「The Spiral」をご紹介します。6月に開かれたザ・ブリュースター・カレイドスコープソサエティーのコンベンションで撮った写真です。スパイラルが意味するのは、廻る季節、生命のサイクル、成長と変化・・・そんな思いをこめて創られた作品です。
スランピングの技法で、スパイラル模様をボディーの両面に浮き立たせています。ガラスの色は白と黒の2種類。ガラスを焼いて形作る時の型が使えなくなるまでの限定版だそうです。
このスパイラルのモチーフはボディーだけでなく、オブジェクトセルの背景にもサンドブラストでうっすらとスパイラルの模様が入っています。
いつものように、テイパード2ミラーシステムで12ポイントの細かい映像ですが、ミラーシステムの第3面に少し手を加えて、映像にもスパイラル効果を持たせました。


オブジェクトにもスパイラルの形状のものが入っていて、時々映像に表れます。


カラディモスさんは今年万華鏡作家としての30周年を迎えました。 1980年代初めには作品を知ってもらうために、1年に25回ぐらいアート展やクラフト展に出品していたそうです。だんだんその素晴らしさが認められるようになり、1990年代には国境を越えて、多くの店やギャラリーで取り扱われるようになりました。そしてこの6年間はザ・ブリュースター・カレイドスコープソサエティーのリーダーの一人として積極的に活動しつつ、製作を進めてきました。今までに120種類ものデザインで15000点以上の作品を制作なさったそうです。 凄いですね。


どうしたらもっと良い万華鏡を創れるだろうといつも考えながら製作にあたっているカラディモスさん。日本にもたくさんのファンがいること、そしてその一人として、「30周年おめでとうございます」と伝えたいと思います。

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