万華鏡の楽しみ ガラス色の幸せ

万華鏡の魅力、ガラス色の幸せを伝えたいと思います

コージー・ベーカーさんありがとう

2010-10-21 14:27:26 | 万華鏡ブログ

今日は悲しいお知らせです。
万華鏡界のファーストレディーと呼ばれ、万華鏡ルネッサンスを牽引してきたコージー・ベーカーさんが10月19日朝天国に召されました。
彼女がいなければ、今私たちはこんなに素晴らしい万華鏡の世界に出会えていなかったかもしれないと言えるほどの大きなお仕事をなさった方です。
ザ・ブリュースター・ソサエティー(現在はザ・ブリュースター・カレイドスコープソサエティー BKS)の創立者であり、名誉会長として、大きなグループをまとめてきたその力もさることながら、誰にでも暖かく接し、助けやアドバイスを求める人には親身になって答えてくれる優しさが、本当に多くの人から慕われたその理由です。この写真は2009年のBKSの地域ミーティングがコージーさんの家で行われたときのものですが、まだお元気そうで、一安心したものでした。

今年になってから癌の治療をしながらも、娘さんとのコラボレーションで、万華鏡に出会う前(1978年)に出版なさった著書に手を入れて、新たに出版しようとなさっていたとのこと。 そこで伝えたかったメッセージは前向きな生き方へのエールです。 
人生の毎日を、特別なお祝いの日のような気持ちで過ごしましょう。 誕生日やクリスマス、新年、ヴァレンタインデイ・・・ そんな喜ばしい日にどんな気持ちだったか思い描きながら。 そうすれば人は愛を与えることができ、そして受けることができる。 愛の実践は寛容や辛抱、許しにつながっていく。 愛に満ちた日々は憎しみを生まない・・・・
娘さんの撮られた新しい写真とともにこの本が出版されるのを期待したいと思います。

コージー・ベーカーさんは、1985年に最初の万華鏡展を企画し、また最初の万華鏡についての本を出版して、万華鏡ルネッサンスが大きなうねりとなりました。
その当時の作家さんたちで今も活躍中の方々とともに、ご自宅の庭で撮影した写真です。 2005年に20周年を記念する万華鏡展が同じメリーランド州ストラスモアで開かれたときに、みなでコージーさんの家に集まり、お祝いをしたときのものです。





左からデヴィッド・カリッシュさん、チャールズ・カラディモスさん、コーキー・ウィークスさん、エリック・ヴァンコートさん、シェリル・コックさん、ジャニス・チェスニックさん、ニーチャ・プレマさん、コージー・べーカーさん、キャロリン・ベネットさん、スー・ロスさん

コンベンションの開会の辞を述べるときに、必ずいくつかの質問をなさって、挙手を促したのですが、そのひとつに「アメリカ以外の国から参加した人は?」と聞かれ、日本から参加した人たちも仲間に入れてもらえたことを嬉しく思ったものです。 日本の作家さんへの応援の言葉も惜しみませんでした。
書いているうちにいろいろなことを思い出しました。 
コージーさん、万華鏡を通してたくさんのことを私たちに伝えてくださってありがとうございました。
We will miss you, and we will not forget you forever.

 

 

 

Comments (2)
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