今日は丸くて可愛い万華鏡をご紹介します。 兼古麻衣さんの「Palette Scope (パレットスコープ)」です。
兼古さんは、さまざまなガラスの技法を学び、オリジナルの万華鏡を製作なさっています。 万華鏡作家さんとして活動なさる前から、ご縁があり存じ上げていましたので、2年前、自らのブランド Glass Nique を立ち上げたと伺ってから、ずっと作品を見たいなあと思っていました。
このパレットスコープは形がユニークで可愛らしい姿に興味を持ちました。 直径7cmほどで、ちょうどボールを持つような感じです。 パレットのように、いろいろな色のオブジェクトが用意され、そこから生み出される色模様を楽しむ作品です。 これはグリーン系を中心に、いろいろな色彩を組み合わせています。
コロンと転がるくらい、本当にまん丸な万華鏡です。 上の部分が大きなオイルセルになっています。中のオブジェクトの組み合わせもいろいろあって、見ているだけで楽しくなりますね。
覗き口は底の部分にありました。
オブジェクトはバーナーワークで作られたガラスオブジェクトです。 透明なもの、不透明なもの、きらめきのあるもの、長くてくねくねしたものなど、オイルの中で混じり合い、絡み合って、いろいろな模様になります。
外から見ても、とてもきれいです。
ミラーシステムの長さがかなり短いので、レンズで焦点を合わせますが、奥行きがあるセルなので、見え方も一様でなく、立体的に見えています。
ミラーの筒の大きさに比べてとても大きなオブジェクトセルで、たっぷりとオブジェクトが入っているのは、ちょっと贅沢な気分です。
それだけたくさんの模様が生まれるということですからね。 飾ってきれい、覗いてきれいな万華鏡です。