ブリュースター・カレイドスコープソサエティー(BKS)のコンベンションでPeople's Choice Award に輝いた二組目は、ジュディス・ポールさんとトム・ダーデンさんご夫妻でした。 今年の作品は黒革(風)の本に組み込まれた万華鏡のセットです。 2冊の本には異なるミラーシステムの万華鏡がそれぞれ組み込まれ、3冊目の本は蓋が開き、中に替えのセルを入れるようになっています。
その作品が置かれているこの椅子にも注目です。 全体にダイクロイックガラスが敷き詰められたゴージャスな椅子にはちょっと恐れ多くて座れないと思っていましたが、ジュディスさんがどうぞお座りくださいと勧めるので、みなさんの写真撮影スポットになっていました。
背表紙にもダイクロイックガラスがあしらわれ、とてもお洒落な本のスタイルです。クリスタルのカットガラスを載せたテレイドスコープも付いています。
新作発表の時、トムさんはプロフェッサーと言って紹介され、作品は大学の教科書として紹介されました。(タイトルは確認し忘れました)
映像の撮影をしようとしたら、ここに全部出ていますといって見せてくださったのが、この本です。
本のふたを開けて取りだしたセルを示した後、それぞれのセルの映像を指し示してくれました。
何でも本にできる現代の技術に感心しつつ、自分の体験した美しい一期一会の体験をなるべくたくさん残しておきたいと目いっぱいの画像を載せて見せてくださるジュディスさんの万華鏡に対する愛情も感じて、それをシェアしたくなり、本を送ってくださるようお願いしてしまいました。
本の万華鏡の上に置かれているのが、受賞のトロフィーのガラスオブジェです。 きれいなグリーンの良く似合うジュディスさんですね。 彼女が企画したバンケットでは、ゴールドの衣装で登場。それも素敵でした。