万華鏡の楽しみ ガラス色の幸せ

万華鏡の魅力、ガラス色の幸せを伝えたいと思います

BKS万華鏡200年記念展から #3

2016-05-17 16:22:39 | 万華鏡ブログ

この万華鏡展では特別展示として万華鏡からインスピレーションを得たアート作品の展示もありました。
上のキルト作品はポーラ・ナーデルスターンさんの"Stained Glass Anthology"です。1989年制作だそうです。 ポーラさんはキルトの世界ではとても有名な作家さんですが、ずっとBKSの会員であり、万華鏡作家の方ともつながりは強く、万華鏡から着想を得た作品を多数発表なさっています。 

"Millifiori" 2013年の制作です。 

"Right and Wrong Sides Together" 2015年の制作。

万華鏡作家としてチェスニック工房の柱だった、ジャニス・チェスニックさんもキルト作品を制作しています。"Sunburst V" 2016年の制作です。白い背景の万華鏡模様だと伺いました。

そして同じくチェスニックさん制作の"Cozy Baker Memorial Quilt" (2012年)です。

コージー・ベーカーさんが、この万華鏡展をともに喜んでくださっているようでした。 
いずれも大きな壁面に映える手の込んだ大作ばかりでした。 

少し雰囲気を変えて、遊び心にあふれたトム・シュートウさんの大型作品をご紹介します。
部屋の隅におかれているのは"Gypsy Kart" という見るからに楽しそうな万華鏡です。これは横から見た姿。 左側からのぞきます。

上の写真は側面ですが、その内部にはとても大きな3ミラーシステムが組み込まれています。ミラーの上にもオブジェクトがあり、内蔵する光が色を変えて、映し出される映像の変化を楽しみます。 

もう1点の大型作品は"Kaleidoscope Hall" 実際は4本の脚のついた高さのある作品です。

中を覗くと鏡の国。 広間のような景色で、柱の間に置かれたオブジェクトは交換可能で、いろいろな楽しみが生まれます。 


大型で楽しさにあふれた作品を専門にし、変わったオブジェクトを見つけ出して生かすのが得意な作家さんです。 

 

 

 

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