万華鏡の楽しみ ガラス色の幸せ

万華鏡の魅力、ガラス色の幸せを伝えたいと思います

ライトハウス

2006-04-20 23:58:04 | 万華鏡ブログ
ライトハウス(灯台)は万華鏡のテーマとしてよく登場します。万華鏡を発明した光学の研究者でもあるデヴィッド・ブリュースター卿が、灯台の光をより遠くに届かせるための研究をしていたということも、関係あるかもしれません。この灯台はクロマスコープ工房のデヴィッド・カリッシュの限定版の作品です。部屋を飾るお洒落なこの作品は、万華鏡であることがわからないかもしれません。灯台の中にテイパード3ミラーシステムが組み込まれており、持ち上げて底の大きなアイホールから両目で覗くことができます。テイパードというのは、先が細くなっているミラーを3枚組み合わせているもので、ミラーシステムは、通常の三角柱のようではなく、三角錐に近い形に組み合わされています。灯台のトップにあるオブジェクトセルはオイル入りでジェムストーン(貴石)や貝殻、ガラスビーズそしてダイクロイックガラスのかけらが入っています。テイパードミラーシステムを通して見える映像は、まさにそこに球体があるかのように立体的に見えます。
デヴィッド・カリッシュは1983年から20年以上万華鏡を製作していますが、ニューヨーク出身のアーティストらしく、アクリル、金属、木材、ガラスなどを素材として都会風でスマートさのある万華鏡を創っています。現在はアメリカ西海岸に居を構え、活動していますが、その環境からもインスピレーションを受けながら、作品に取り組んでいます。彼はザ・ブリュースター・カレイドスコープソサエティの会員として最初から活動してきた息の長い作家です。
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