いつもザ・ブリュースター・カレイドスコープソサエティのコンベンションでは日本的なテーマの大作を発表なさる山見浩司さんの今年の作品は、「金閣寺」でした。金色のガラスで精巧に組み立てられたこの作品が発表されたときは、人々から静かな歓声がもれました。きれいな屋根のカーブなどさぞかし大変だろうと思いましたが、日本の建築美を表現した作品は、大変細かいガラス片を根気の要る作業で貼り合わせたものです。(左下すみに見える小さな長方形のガラス片が使われたもののサンプルです。)
どこが万華鏡かというと、屋根のてっぺんの部分が外れるようになっていて、アイピースになっています。そこから下を覗き込むときらきらした3D映像が目に飛び込んできます。小さめですが、宝物を見つけたような気がしました。以前の舞妓さんの万華鏡も注目を浴びましたが、今回の作品も山見さんのガラス工芸技術のすばらしさと、日本の美と、万華鏡の美が余すところなく表現されていて、日本人としても嬉しく拝見いたしました。使われたガラス片はガラスの奥が金色にコーティングされた特殊なものだそうですが、山見さんは、これが本当の金だったらすごいことになると笑いながらおっしゃっていました。アメリカのコレクターの強い要望があって、この作品はアメリカにとどまることになったそうです。
どこが万華鏡かというと、屋根のてっぺんの部分が外れるようになっていて、アイピースになっています。そこから下を覗き込むときらきらした3D映像が目に飛び込んできます。小さめですが、宝物を見つけたような気がしました。以前の舞妓さんの万華鏡も注目を浴びましたが、今回の作品も山見さんのガラス工芸技術のすばらしさと、日本の美と、万華鏡の美が余すところなく表現されていて、日本人としても嬉しく拝見いたしました。使われたガラス片はガラスの奥が金色にコーティングされた特殊なものだそうですが、山見さんは、これが本当の金だったらすごいことになると笑いながらおっしゃっていました。アメリカのコレクターの強い要望があって、この作品はアメリカにとどまることになったそうです。