ランディー&シェリー・ナップ夫妻のもうひとつの最新作「ザムカ」Zamkaは、一つ一つ番号を持つシリーズ作品で、「カザーム」Kazaamのビッグブラザー(兄貴)と紹介されています。限定版ではありませんが、一度に数個作っては、次の作品に取り掛かり、期間を置いてまた作るという風に製作しています。木材の種類もいくつかあります。この万華鏡の特徴といえば、オブジェクトセルに施された模様に注目です。黒地にくっきりと彫り込まれた白い模様はやはりローズエンジン(木工装飾のための機械)によるパターンだそうです。美しい木肌に茶色のアルミニウム、その先端にこの装飾がとても魅力的です。
注目は先端部だけではありません。この作品のオブジェクトセルの側面は、表面は滑らかなカーブを描く美しい仕上げがなされています。そして内部を良く見ると、スカラップ状に彫りこまれているのが、外からも見えています。オブジェクトセルの形状にここまで気を配る作家さんはあまりいないなあと思います。そして木製の筒から先端まで、一体化した美しいラインも見事です。セルの滑らかな回転という機能を果たしながら、形も整った作品は、ナップ夫妻の今までの技術と経験から生み出された結晶であることは、間違いありません。
注目は先端部だけではありません。この作品のオブジェクトセルの側面は、表面は滑らかなカーブを描く美しい仕上げがなされています。そして内部を良く見ると、スカラップ状に彫りこまれているのが、外からも見えています。オブジェクトセルの形状にここまで気を配る作家さんはあまりいないなあと思います。そして木製の筒から先端まで、一体化した美しいラインも見事です。セルの滑らかな回転という機能を果たしながら、形も整った作品は、ナップ夫妻の今までの技術と経験から生み出された結晶であることは、間違いありません。