今日は山見浩司さんの素晴らしいステンドガラスの万華鏡をご紹介します。 ブリュースター・カレイドスコープソサエティーのコンベンションで、新作発表なさった作品「Fujiyama」です。
ご覧の通り富士山の形をした大きな作品で、表側はブルーや白を配した姿、裏から見ると赤く染まった姿になっています。
何種類のガラスを使われているのでしょうか? それぞれ表情のある一枚一枚が組み合わされて、全体としても本当に美しい作品ですね。 絵画のような印象を受けます。
てっぺんから覗くと、山見さんらしい、心地よい、そして完璧な映像が見えています。
広い底の部分に2枚のホイールが組み込まれ、それぞれを回転させながら映像の変化を楽しみます。 山見さんのホイールのそのものが美しさで定評がありますので、中の様子も見せていただきたかったなあと、今になって思います。
こちらはコンベンションならではの、チャールズ・カラディモスさんとのコラボレーション作品でです。 一昨年の「KARAYAMA」に続き、第2弾は、「YAMAKARA」です。 山見さんデザインの作品にカラディモスさんのガラスを使い、オブジェクトは二人で製作なさったそうです。
外のガラスによって、中の雰囲気もそれぞれ違っています。
仲の良いお二人だからこそ、お互いのアートを尊重し合いながら生まれる貴重な作品なのだと思います。
このコンベンションには13人の日本人の作家の方が作品を発表なさいました。それらの出品作の作品展が6月25日から7月13日まで(月・火休館)、流山市の「万華鏡ギャラリー 寺田園茶舗 見世蔵」で開催されます。 ぜひ日本の皆さんにも見ていただきたいと思います。