時遊人~La liberte de l'esprit~

優游涵泳 不羈奔放 by椋柊

財布リニュアル?

2010-07-02 | 徒然
この財布は
前に使っていたモノが
どんなだったか
思い出せないくらい
なが~いこと愛用していた
初代dakotano

雨の日も風の日も
苦しいとき辛いとき
どんなときも
片時も離れることなく
共に日々を過ごしてきた愛すべき財布

って
離れたら困るけど…


使い勝手はもちろん最高!
これ以上の財布には
もう出会えないかもしれない
とさえ思える財布です


              初代dakota

ですが
風水的見地からすると
財布の寿命は2年から3年が限度
1年ごとに変えるのがベスト
なんですってね~

ナニナニ

形は
2つ折りより
厚みのあるふっくらとした長財布
中のカード入れ用ポケットは
6・8カ所・12カ所(末広がりで‘8’カ所がベスト)

材質は革

色は
黒・茶色・黄土色

フムフム

調べれば調べるほど
限りなく出てくる選択基準


最近では
決められた日に
月夜に向かって集団で財布を振る様子が
紹介されていました

信じる者は救われる
ですが
気の持ちよう
と思わないでもない


                             2代目dakota

ともかく
拙者も財布をリニュアルすることにしました

とは言っても
これも
4or5年ほど前に購入した財布

因みに去年の
横浜元町チャーミングセール2009秋
ひと目惚れして‘即決買い’した財布は
まだ使ってません


‘初代dakota’の
使い勝手のあまりの良さに
‘2代目dakota’も
待機期間が長かったことを考えると
色・形・質感は好みでも
使い勝手と収納容量の少なさに劣る3代目&4代目が
日の目を見る日は来るのだろうか…

と思い
久しぶりに
箱から出して眺めてみました

トロッコ 62

2010-07-02 | 映画
東京に住む矢野敦(8歳)と凱(とき・6歳)の兄弟は
台湾人の父・葉孟真と
日本人の母・矢野夕美子の両親のもと
何の不自由もなく生まれ育った現代っ子
ところが
大好きな父が体を壊し
あっと言う間に亡くなってしまう

いつか父さんの故郷を見に、皆で一緒に台湾に行こう

という口癖を実現できないままに…

図らずも
敦と凱の初めての台湾訪問は
夕美子に連れられて
亡くなった父の遺骨を
台湾中南部にある父の故郷に納骨に行く旅となり…



芥川龍之介の『トロッコ』とは
別物として見てました

敗戦後
材木を運び出すため
日本人によって作られたトロッコだけを残し
台湾から去って行った日本人
台湾人名がありならが
恐らく強制的につけられたであろう
日本人名を名乗る老人達

何かをしてくれと言うのではなく
戦争中
日本人として同じように戦った自分達に
「ありがとう」とだけ言って欲しい…

そうは言っても
この作品に登場する台湾人には
日本人に対する怒りや憎しみを抱いているわけではない

むしろ
懐かしさ・親近感を抱き
日本で教育を受け
その知識を故郷の台湾のために生かしたい

と言う様に
好意的に描かれています



台湾人を父に持ち
日本人を母に持つ敦と凱の兄弟
特に
兄である敦は
自分が台湾人なのか日本人なのか
己のアイデンティティを問う面があるかと思えば

その一方で
母を慕いながらも
十分な愛情を感じれらず
不安定な心を持て余している
ナイーブな少年です

ゲームやテレビといった娯楽が
当たり前のようにあった東京での暮らしから一転
自然と共存しながら
穏やか時が流れる台湾の環境に
始めこそ戸惑っていたが
徐々に受け入れていけるようになる



しかし
台湾にやってきたのは
父の遺骨を納骨するのが自分たちが
台湾に置いていかれるのでは?
母に捨てられるのではないか?
と思うようになる敦少年

危機感を覚えた敦と
日本人が
残していったトロッコが
いつしか
小生の中でリンクしていくのでありました

子供のいない
同世代の女の人を見て
羨ましいと思うことがある


お母さんは
僕が嫌いじゃの?


母と少年の心に住み着いていた
諸々の感情が
自然と癒されていくのでありました



東京を離れ
親子共々台湾に移り住みたい
と申し出た夕美子に
日本への帰国を勧める義父

共に暮らしたいと言っているのに
何故
義父は拒否しただろう

日本人は
日本で暮らすべきだと思ったのか

日本人である夕美子達を
受け入れることが出来なかったのか

廃れていくこの村で生きるより
日本で暮らすことが嫁や孫達にとって
幸せだろうと判断したのか…



監督さんには
この作品の中で
観客に感じて欲しいこと
伝えたいことが沢山あったんだと思います
要所要所
場面場面でそれらを感じ取る事は出来きました

ですが
多くのメッセージを詰め込みすぎて
結果
焦点のボケた作品になってしまったような…

深い緑の森のなんと神秘なこと
その森を包み込む
霧のなんと美しいこと
物言わぬ自然が
古いトロッコとそれを押す兄弟たちを
優しく向かい入れる情景は
とても印象的でした

それが総てかな?