(株)カプロラクタム-blog

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発達と障害を考える本

2006年03月08日 | Weblog
今日、本屋で2冊購入してきました。

ミネルヴァ書房から出版された、というかこれから随時出版されていく、子ども向けの発達障害啓発本です。
子ども達を帰し職員室に戻るとパンフが置いてあって、ふと興味を惹かれました。何やら全12巻に渡って自閉症や視覚障害など様々な障害を有する子どもの感じ方、配慮の仕方などを、子ども向けにマンガやイラストで紹介していくようです。1巻1890円と高価ですが、数年後に養護学校から通常学級に戻った際、こんな本が学級文庫に並んでいるといかにも養護学校から来た先生っぽく見えるかなぁと思い、購入を決意しました。

今年は4巻の本が刊行予定のようです。パンフに注文票がついていたので早速記入していると、主担の先生も欲しいと言ってきたため、2冊ずつ購入することにしました。FAXで注文票を送ると直接家に送ってくれるようでしたが、送料がかかるため近くの書店から注文することにし、帰りに本屋へ寄りました。何しろ急だったので持ち合わせが5000円しかありませんでしたが、まあ注文だけならタダだから・・・と店員に調べてもらった所、「1・2巻は本日発売で在庫もありますよ」と言われ、仕方なく自分用のみを購入してきました。また明日本屋に行って主担用のを買ってこないといけません。つーか、自分で買いに行ってくれないかな・・・?

まあそんなわけで、今回は「自閉症」と「アスペルガー症候群」について書かれた本を購入しました。絵のウエイトが重く1800円はちょっと取りすぎのような気もしますが、児童書なども最近は重版にになっていて結構高いので、相場はこんなものかもしれません。文字数も厳選して説明されてあるためとても読みやすく、子ども達に「こんな子がいるのだよ」と説明する時や、または自分自身の障害を理解するきっかけとして丁度いい本だなと感じました。
ただし、「光とともに」もそうなのですけど、この本に紹介されてる自閉症の主人公の特性や対処法はあくまでも一例で、「マンガに登場したこの子にとって最も有効な手段」に過ぎないのだと言う所まで、大人がちゃんと説明していかないと、逆に誤解を生んでしまうこともあり得るかも知れません。自閉症→何でも絵カードいうように機械的に決めつけてしまうのは大変危険です。この本からは、そういった障害者に対するマニュアルではなく、基本的な心構えや態度面を養うことの重要性を学び取っていけると、より発達障害に対する理解が広まっていくのじゃないかな、と思います。

この本を全巻そろえると、餞別でもらった分が丁度尽きるな・・・
つーか、今年度転出の先生にもこちらから餞別出さないといけませんね。そっちに使い回すと決めればよかったかな?
コメント (4)
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