(株)カプロラクタム-blog

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2.5兆桁

2009年08月18日 | 時事
筑波大、T2Kを活用して円周率を2兆5769億8037万桁まで計算
この分野の記録は桁が違いますね。

計算量は現ギネスの2倍、速度は10分の1という記録。これって、時間制限があるわけでもないですし、例えば700時間稼動していればさらに10倍の記録が生まれたりするのでしょうか。機械の限界に挑戦したわけでもなく、目標桁数を予め決めての挑戦のようですし、2倍の時間をかけて検算する余裕もあるみたいです。
そうなると、もはや記録更新は機械の性能というより挑戦する人間の意志(記録のため、いかに性能と時間を無駄にする決意をするか)にかかってくることになりますね。延々と計算し続けるプログラムと同時に検算し続けるプログラムを作り、自動的に記録が更新されていくようなシステムだったら、1年に300兆ずつ記録更新も夢ではないはずです。例えば10年後、性能が10倍のコンピュータが開発されたとしたら、その時点で計算されている3000兆を抜かした時点でギネスを更新するとか・・・まあ、円周率のためだけに動き続けるスパコンほど無駄なものはないと思うので、今後も気が向いた科学者が気まぐれに記録を更新することになるでしょう。

もう一つ、数字を記録するのには普通1文字で1バイト必要です。2.5兆の数字を記録するには、2.5テラバイトもの容量が必要なわけですね。家にある全てのHDDが数字によって埋め尽くされる量か・・・侮りがたし。