(株)カプロラクタム-blog

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研修廃止

2013年12月14日 | 時事
教員10年研修廃止へ 文科省、免許更新との重複解消
遅いよ!
この「法定10年目研修」は、以前にも説明した通り、自治体によって実施年が違います。うちは12年目研修にタイアップされているため、大学を出てすぐ教員になった者は、新たに始まっている「教員免許更新講習(34歳、44歳、54歳)」の初年度と重複することになってしまうのです。そもそも10年前、更新講習制度化を見送った代わりに制度化されたものなのに、今まで6年間もどうして同時に存在していたのか、非常に疑問ですね。

ちなみに12年目研修は平日に出張扱いで行われるので、当然無料ですし旅費も出ます。課題のボランティア活動を休日に実施してしまうと、平日に代休申請も必要になります。もちろん、休んだことにするだけですが(笑)一方、更新講習は3万円の授業料に加え、必要なテキストや旅費も全て実費です。実施日も、必然的に休日や夏休みに年休を取って行く事になります。無くすなら更新講習の方で良かったのに・・・まあ、逆に自治体側は研修にかかる費用を抑えることができるからこちらを削減したのかもしれませんが、個人的な感想として、更新講習の方は一時間千円の勉強代を払う価値があるかどうか微妙でした。大学の先生は現場を知らないし、専門的な数学の話を聞いたからと言って、明日から役立つ内容も特にありません。これなら12年目研修の課題になっているように、各校の公開研究会を強制的に見に行くようにした方がよっぽど勉強になります。それ以前に、日々の授業そのものが研修であると思っているので、現場を離れて学ぶことに意味がないとまでは言いませんけど、今の制度では多すぎて逆効果になっているのではないかと思います。

将来的には更新講習の廃止もちゃんと考えて欲しいなあ・・・できれば44歳になる前に(笑)