「こころ」１００年

今日は「朝日ＫＹ珊瑚事件」が掲載された日でもありますが、朝日新聞で１００年前、夏目漱石の「こころ」が連載開始された日だそうです。

そんなわけで、今日の朝日の朝刊は再びあの珊瑚の写真が掲載・・・はされず(笑）「こころ」の連載が始まっていました。「こころ」は高校の教科書にも一部載っており、その余りにも衝撃的で中途半端な学習部分から思わず全部読んだのがきっかけで、その後も３度ほど読み返しました。明治と言う時代を生きた“先生”の精神構造は、現代の人にはおよそ理解不能でしょう。１００年前に連載されていた当時でさえ、どこまで理解した人がいたのか疑問を感じます。時代に殉じる心。大和魂。流石にそこまでは行かなくとも、今を面白おかしく生きるだけでなく、しっかりとこの国の行く末を案じる心は持ち続けたいものです。

それにしても、これから毎日連載って・・・結構長い話ですが、いつまでかかるのでしょうかね？すでに著作権も切れ青空文庫でも読める状態な訳ですし、それ程の長期間紙面を割く余裕があるほど朝日は暇なのでしょうか。そりゃ首相がゴルフに行っただけで血走る商売ですしね。草の枕の上で夏目漱石が泣いていますな。