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アルファ碁勝利

2016年03月09日 | 時事
囲碁決戦、初戦は人工知能が勝つ 韓国内「衝撃の敗北」
1月に初めてプロ棋士に勝ったアルファ碁が、ついに韓国のトップ棋士を破った模様です。

前回負けたプロは開発にも携わっていた言わば身内であり、5戦5勝したと言われても接待したのかな?という印象でしたが、「ヒカルの碁」に出てきたコヨンハのモデルとしても名高いイセドル9段を1勝でも撃破したとなると、もうその実力を認めないわけにはいきませんね。昨日十段戦の初戦に勝利し史上初の囲碁7冠制覇目前の井山でさえ、先日アジア杯の準決勝で彼に2目半負けていましたから・・・非公式の囲碁世界ランキングでもイセドル3位、井山は13位の模様です。このコンピュータ囲碁、既に日本人では太刀打ちできないレベルなのかもしれません。

棋譜を見てみると、序盤はおそらく定石にない戦法で撹乱できたのか、黒番の人間側が優位に見えましたが、中盤から自分の実力では全く読めない展開に入り(笑)左上に広大な白地が出来上がった時点で投了となった模様です。投了図では下辺黒地も大きいように見えましたが、おそらくこの後の小ヨセでコミを出せない形勢になったということでしょう。コンピューターにありがちな中盤のそっぽを向いた手というのも見当たらず、逆にAIの意図を読み切れていない印象を受けました。

まあ、一応5番勝負なのでまだ1敗しただけですが、「私が5連勝できるかどうかの勝負になる」と韓国人おなじみのフラグを立てていた手前(笑)かなり厳しい展開になってしまったのではないでしょうか。第2局がもう明日というのも人間には不利な日程ですよね・・・仮にこの後4連勝しても、「トッププロから1勝をもぎ取った」という事実はもう変えられず、囲碁界にとっては歴史的な日となってしまいました。

これはもう将棋をオワコンとか言えなくなってしまったなあ(笑)