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災害時の情報利用

2016年04月15日 | 震災
【熊本地震】ツイッターに集う智恵 地震保険適用や救助の求め方-混乱招きかねないものも ツイッター社が正しい利用法呼び掛け
東日本大震災の時もそうでしたが、大きな功罪がありそうですな。

昔は被災地の情報はマスコミに頼るしかありませんでしたが、今はネットが普及し、また回線の状況もかなり良くなっているので、様々な情報が発信できるようになりました。安否確認や「○○が足りない」といった情報も被災者から直接発信でき、それにダイレクトで応えることもできるわけです。

しかし、現状はというと、情報が多すぎて溢れかえり、混乱しか生んでいない印象です。中には救助要請や紙おむつが足りないなど、有益な拡散やりとりもあったようですけど、ほとんどが「震災野次馬」とでも言うべきツイートでしょう。中には明らかに非常時に便乗した面白半分の内容や、イタズラに不安を煽るだけの内容も多く拡散されてしまった模様です。こういったデマは冷静に判断すれば分かりそうなものでしょうけど、非常時の混乱の中でうっかり信じてしまい、デマの拡散に加担してしまうことだってあります。あと、余計な情報を流しすぎた結果、本当に必要な救助・応援要請の声が埋もれてしまうことまでありえますね。

「船頭多くして船山に登る」ということわざがありますが、震災時に各自がてんでばらばらな行動をしていては、救出できるものもできずに余計に混乱を招くだけでしょう。マスコミも同じで、各メディアが押しかけて我先にインタビューするのは、被災者の休まる時間がなく負担を増やしてしまいます。実際昨日は夜通しヘリを飛ばして避難所を見つけてはインタビューに行っていたようですからね・・・絶対にうるさかっただろうなあ。こういう時はもうNHKに任せて、テレ東のように泰然自若といつもの放送を続けたほうが、子どもたちも安心できるのではないでしょうか(笑)
あと、民進党公式が謎のツイートを飛ばして自爆していましたが、東日本大震災の時、自民党がデマを飛ばして足を引っ張っていたという印象は全くありません。思い出してみると、まさにあの3.11の日に菅首相の違法献金疑惑が浮上し、翌日から追及が始まるはずだったのが、震災があったことで自民等も追求をやめ、協力することにしたと記憶しています。しかし、共同でやろうという要請を拒んで民主党独自に対応しようとした結果、対応が後手後手になり結局政権崩壊や党名変更にまでつながってしまったのではなかったでしょうか?さらに、現在その尻拭いを自民に任せているにも関わらず批判だけ繰り返し対案も出さない最低の党になり下がっています。新しい名前になったからといって、災害に便乗してまた国民をだまそうとしても、そうは問屋がおろしませんよ。

ツイッターは短い文面で表現しないといけませんから、自然に性格というか地がにじみ出てしまいます。緊急時こそ表現を考えたいものですね。