(株)カプロラクタム-blog

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「当たり」終了

2018年05月31日 | 時事
よっちゃんイカ値上げ、当たりもなくなる イカ不漁で
子どもの密かな楽しみまでなくなってしまうのか・・・

この「当たり」のシステム、実は駄菓子屋さんなど小売店側は一切損をしていません。というのも、例えば100個入りの当たりつき飴のケースを買うとすると、その中に5個の「当たり」の飴が余分に入っているようなシステムだからです。つまり代金は1個10円で1000円(卸値なので当然もうちょっと安いけど)払うわけですが、飴自体は105個入っているので、「当たり」が出て引き換えに来られてもトントンになるという仕組みです。ということは、別の店で出た「当たり」を持って来られると、これは店の持ち出しになってしまうので丸損なのですね・・・なぜそんなことを知っているかと言うと、子どもの頃、飴のケースの中に何故か破れたビニール袋が入っていて、それに引っかかった飴が1つあるのを発見し、ひょっとしてと思って買ったら当たったからです(笑)30年近く前の話ですが、我ながらすごい洞察力でした。ちなみにそれ以来、どの駄菓子屋でも同じ現象は目撃していません。というかオバチャンちゃんと混ぜとこようよ・・・

で、小売店が負担していないということは、「当たり」分は製造メーカーが負担していることになります。原料や燃料代の高騰などで通常通りの販売ができなくなった場合、商品を値上げするのが一番簡単ですが、駄菓子は普通10円単位なので、11円とか12円とかにするわけにはいかず、またもっと大きくして20円だと売れなくなってしまいますし、死活問題になってしまうのです。苦肉の策で量を減らすしかなく、大きさを変える策も考えられますが、今回のは「当たり」分の個数をなくすことで対応したわけですね。その方が製造ラインを変える必要がないので楽だったのでしょう。パッケージには堂々と「あたりつき」とあるので、そこを変える必要はありそうですが・・・

まあちゃんとイカを使っていたようなので安心しました(笑)ソースカツは豚じゃなく魚介だからなあ・・・