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ナイキ厚底シューズ禁止

2020年01月15日 | 時事
今度は「走るのは僕だ!」のTシャツを着ないとね(笑)

古代のオリンピックは全裸で行われたようですが、さすがに現代においてそれは不可能なので(笑)装備品の性能は少なからず競技の成果に影響します。技術の向上により新記録が出せるようになることはその競技にとってよい事だと思うのですけど、問題はその競技者個人と企業、あるいは国の契約により、性能のよい装備を自由に選ぶことができないシステムがあり、それが不公平感につながってしまう模様です。

分かりにくい表現をしましたが、たとえば水泳では一時期スピード社がレーザーレーサーという水着が浮力を得る技術を導入し、それを着た選手が新記録を連発する事態が起きました。まさに今回のナイキシューズと同じ状況です。しかし多くの選手がミズノなどの企業と専属契約をし広告塔として活動していたため、その会社の水着を自由に使えないという状況が問題化し、結果レーザーレーサーの使用が禁止される事態に陥ってしまったのです。北島選手が「泳ぐのは僕だ」というTシャツを着て競技の主役は装備でなく選手であるとアピールしていましたが、結局他の社も浮力を得る技術を独自開発していったわけですし、終わってみれば一時的な「スピード社つぶし」でしかなかったわけですな(笑)

僕の好きなバドミントンでも、ラケットの性能が勝負にかなり影響することは疑いようのない事実ですし、そういう意味で資金力が高い裕福な国が有利になってしまうスポーツは少なからずあるでしょう。パラ五輪も特にそうで、技術の進歩により義足が生身の足より早く走れるようになった場合、それをつけてオリンピックに出るのは不公平なのか、という議論にもなりますね。ドーピングなど薬物を禁止するのと同様、補助器具についても一定の線引きは必要だと思いますが、今回の靴はどこで線を引くのか非常に難しいですな。弾性やクッション性などは靴の基本性能みたいなものですし・・・

さすがに靴からバネが飛び出してビヨーンと走ってたら失格でしょうけど(笑)